渡部先生は、放射線の問題を論じる前に、同じようなケースとして
コレステロールの問題を論じています

誰でも一度くらいは、こういう話を聞いたことがあると思います

「卵を食べると血中のコレステロール値が上がるから、卵は控えなさい」

しかし、これが、まったくの迷信であることを多くの人は知りません
普通の人だけではなく、多くの医師が、いまだに、この迷信を信じています

「コレステロール神話」に迷惑している鶏卵業者は
有志をつのり、毎日10個ずつ食べてみた
しかし血中コレステロール値に有意の上昇はありませんでした
国立栄養研究所で追試をしても
鶏卵業者達のものと、結果は同じだったのです

この迷信の発端は
1908年頃、今から100年以上前の日本の明治時代
ロシアの医学者アニチコフの実験でした

アニチコフは、ウサギに卵を食べさせたり、牛乳を飲ませたりしたのです
ウサギは草食動物です
卵を食べることも、牛乳を飲むこともしません

アニチコフの実験は
本来あり得ないことを、無理にした実験なのです
アニチコフが、犬を使ってこの実験を行ったとしたら
別の結果が出ていたはずです

学者や専門家と呼ばれる人々が、根拠の無い迷信にとりつかれているのです

放射能の遺伝への影響と同じく
学者達さえ、科学の名のもとに広まった、迷信に支配されてしまっています

武田邦彦先生は、現在は、放射能問題で有名です
私が先生を知り、尊敬するようになったきっかけは
先生がダイオキシンの無害を主張されていたからです

今でも、多くの人が、ダイオキシンの有害性を信じています
先生の”ダイオキシン無害説”は、マスコミは宣伝しません

それなのに、何故か
放射能問題では、武田先生は、いつの間にか権威のような扱いを受けています
しかしながら、武田先生の専門は原子力工学であって、放射線医療ではありません
先生は初心に帰り、放射線の人体への影響について独自に研究すべきです

武田先生の原子力発電所への見解は先見性のあるものでした
ところが、放射線の事態への影響に関しては
根拠の無い国際基準を、盲目的に信じているだけです
無知なのですから、まず、勉強すべきです

この世に迷信は数々あります
現代、一番やっかいな迷信は、科学の衣を被った迷信です