仏像や仏画を
わざわざ、寺から持ち出して
展覧会を開くことがあります

私はこうした風潮に大きな危惧を抱く者です

そうした仏像には貴重品が多く
日本の偉大な文化遺産であるケースも多いのです
当然ながら、そうしたものほど、展覧会需要は多いのです

しかし、その価値はピカソの絵画どころの話ではないのです
文化的な価値をいえば、ピカソの絵の一万倍といってもいいのです
ピカソの有名な作品の経済的な価値は一枚百億円以上です
そこから、仏像仏画の経済価値を計算してみてください

市場が無いし
日本の税制は、高額所得者や資産家をイジメ抜きますから
日本文化に深く根ざす文化財は、実際の価値よりも低く評価されています
外国人には評価できない、真に価値ある日本文化は
日本人の富裕者が少ないため、経済的評価が低くなってしまうのです

その煽りを受けて
日本文化にとってかけがえの無い価値を持つ仏像仏画が
危険な状態で管理されたり、見世物にされたりしています

文化財ですから
未公開で保存しろとはいいません
公開の方法について、安全を確保しつつ
真摯な鑑賞者への公開方法を検討すべきなのです

大衆の好奇心に訴えるということも、文化の普及には必要かもしれません
それならそれで、もっとレプリカの普及を推し進めるべきです
文化財の保護と、文化の普及手段は、分けて考える必要があるのです