絵を買ったり
絵について、論じたりしていると
若き日、芸術家になろうと、夢を見ていた一時期を想い出します
実際のところ、その頃読んだ本や、夢中になった画家達の作品への思いが
今の私の、絵画鑑賞の基礎となっています

アントワーヌ・フォールとの出会いは
私にとって、絵画の世界へ、再び入り込むきっかけとなるものかもしれません
青春時代の強い思いとは別の
静かに楽しむ趣味の世界というか・・・人生のゆとりや遊びの世界・・・上手く表現できませんが・・・
ただ生きていくだけではない、人生の意味を思う世界
あまり難しく考え過ぎてはいけませんが・・・その入り口に立つ思いです

人が生きることの意味は
簡単そうで、簡単ではありません
動物的に、ただ生きて、子孫を残すというような
分かり切った意味は、実は意味がありません
そうでない人生を送った人は沢山いますし、その人達の中には
人類の現在ある姿を創り上げるために、偉大な貢献をした人が何人もいるからです

人が生きることの意味は
多くの人が、それを問い続けているにもかかわらず
おそらく、答えの出ない問いなのです
そして、一人ひとり、答えの違う問いでもあるでしょう

多くの生物たちは
その生きる意味を知ることもなく、考えることもなく
生き、かつ死んで行くように見えます
人間だけが、答えの無い、その問いを、問い続けて、生きているように思えるのです
人は、答えの無い問いを、問い続けることの無意味さを知りながら
問い続けることをやめることができません