昨夜は横浜で飲みました
その店には、昔の流行歌手も来ていました
彼が店を出る少し前に、店の人から

「実は・・・が来ているのよ」

と、知らされ、彼のディナーショーのパンフレットを渡されました

そのパンフレットの写真を見ながら
私は、彼も歳をとったものだと感じました

失礼ながら

「まだ仕事をしていたのか」

と、ある種の感慨がありました

”懐かしのメロディー”系の番組以外で、彼を見ることはありません
そうした番組ですら、彼は滅多に出演しません

連日のようにテレビ出演していた全盛期の頃
彼と、ナイトクラブの隣のボックスで酒を飲むなどということは、あり得なかったでしょう
おしえられるまで、彼と気付かない・・・などということもなかったでしょう

彼が店を出た後、私は何曲か歌を歌いました

その店では、カラオケもあるのですが
その時はキーボードとギターの演奏で歌いました
ギター奏者は私より年長で、髪も薄くなっていました

キーボード奏者はずっと若い青年でした・・・まだ少年の面影が残っています
腕前は確かで、しかも楽しそうに演奏していることに私は好感をもちました
彼は、歌い終わった私とハイタッチをし
私は、彼と同じバンドのメンバーになった気分になりました

運命の歯車の回転方向によっては、彼はスターになる可能性もあるかもしれません

そういえば、同じフロアーの系列店のカラオケバーで
歌手を目指す女の子のCDを買い、彼女とデュエットをしたこともありました

夢の続き・・・夢の面影・・・夢のあと
人は夢を追い、夢破れることもあれば、夢の続きを追うこともあります
夢の跡に茫然とたたずむこともあるでしょう
見果てぬ夢を抱き続けることも・・・

昨夜、夜の酒場で、私は”夢”について考える機会を与えられました
夜の酒場は、捨てられぬ夢を想い続ける場であり
また・・・忘れた夢を想い起こす場でもあるかもしれません