今日は姪の初七日です
残念ながら、この台風なものですから
お線香をあげに行けませんでした
私の頭は混乱しています
年齢の計算などを、つい間違えてしまいます
姪が生まれたのは、私が二十歳の時でした
大学進学を断念し、途方に暮れていた時期でした
何をしていいのか分からず、焦燥と無気力に支配されていました
誰も私にアドバイスする人はいませんでした
今から思えば、周囲の人々の温かさには感謝感謝です
引きこもり生活といっても
昼間からワインを飲み、オマル・ハイヤームの詩を読んだり
ギリシャ彫刻の写真集に、うっとりと見入っていたりしていたのですから・・・
しかし、私にとっては、間違いなく、苦しい時期でしたから
その頃の記憶は、すっぽりと抜け落ちているのです
この度、姪の死をきっかけに、彼女の幼少期の想い出を思い浮かべると
それがまさに、私の人生の暗いトンネルの時期と、ぴったりと一致するのでした
彼女との幼児期の思い出は、暗いどころか、幸せと明るさがいっぱいのものです
我が家では、母はもとより、祖父母も健在の時でしたから
嫁いだ姉が、姪達を連れて我が家に遊びに来ることは大きな喜びでした
私にとっても、非常に幸せな想い出です
暗い青春の谷間にあって、そこだけは強烈な幸福感があるのです
姪の死をきっかけに、私は自分の人生の谷間の時期の記憶が少しずつ蘇ってきました
精神的には、もっとも苦しかったこの時期が、世俗的には、とても幸福な時期だったのです
あの時期に、私は人生で大切なものが何なのか分かったのです
自分が、何が好きで、何を求めて生きていけばいいのか、それを知ったのです
小さな子供の好きな私は、結婚をして子供のいる家庭を持つことが
人生の最大の目的となっていったのです・・・自分自身では、そのことを自覚しないまま
そのほかにも、この時期の記憶としては
アルバイトで働いた経験は強烈な想い出として残っていますし
自動車が好きで、ドライブが好きで・・・それは今も変わりません・・・楽しい想い出です
さらに、夜の酒場のことなども・・・
つまり・・・私は・・・
家庭の幸福を愛し、車を愛し、酒を愛する、実に平凡な男だったのです
人生行路に迷いながら
私は、自分が平凡な男であり、平凡な幸せを求めればよいということを
当たり前の日常生活の中で、悟っていったのです
残念ながら、この台風なものですから
お線香をあげに行けませんでした
私の頭は混乱しています
年齢の計算などを、つい間違えてしまいます
姪が生まれたのは、私が二十歳の時でした
大学進学を断念し、途方に暮れていた時期でした
何をしていいのか分からず、焦燥と無気力に支配されていました
誰も私にアドバイスする人はいませんでした
今から思えば、周囲の人々の温かさには感謝感謝です
引きこもり生活といっても
昼間からワインを飲み、オマル・ハイヤームの詩を読んだり
ギリシャ彫刻の写真集に、うっとりと見入っていたりしていたのですから・・・
しかし、私にとっては、間違いなく、苦しい時期でしたから
その頃の記憶は、すっぽりと抜け落ちているのです
この度、姪の死をきっかけに、彼女の幼少期の想い出を思い浮かべると
それがまさに、私の人生の暗いトンネルの時期と、ぴったりと一致するのでした
彼女との幼児期の思い出は、暗いどころか、幸せと明るさがいっぱいのものです
我が家では、母はもとより、祖父母も健在の時でしたから
嫁いだ姉が、姪達を連れて我が家に遊びに来ることは大きな喜びでした
私にとっても、非常に幸せな想い出です
暗い青春の谷間にあって、そこだけは強烈な幸福感があるのです
姪の死をきっかけに、私は自分の人生の谷間の時期の記憶が少しずつ蘇ってきました
精神的には、もっとも苦しかったこの時期が、世俗的には、とても幸福な時期だったのです
あの時期に、私は人生で大切なものが何なのか分かったのです
自分が、何が好きで、何を求めて生きていけばいいのか、それを知ったのです
小さな子供の好きな私は、結婚をして子供のいる家庭を持つことが
人生の最大の目的となっていったのです・・・自分自身では、そのことを自覚しないまま
そのほかにも、この時期の記憶としては
アルバイトで働いた経験は強烈な想い出として残っていますし
自動車が好きで、ドライブが好きで・・・それは今も変わりません・・・楽しい想い出です
さらに、夜の酒場のことなども・・・
つまり・・・私は・・・
家庭の幸福を愛し、車を愛し、酒を愛する、実に平凡な男だったのです
人生行路に迷いながら
私は、自分が平凡な男であり、平凡な幸せを求めればよいということを
当たり前の日常生活の中で、悟っていったのです