リンカーンが奴隷解放宣言をしても
実際に奴隷が解放されたり、人種差別が無くなったり
黒人が公民権を獲得したわけではありません

リンカーンの奴隷解放宣言は南北戦争のさ中に出されており
奴隷労働にたよる南部の大農場主に政治的打撃を与えるためでした
大農場主達が南軍の中心であったことは
映画「風と共に去りぬ」を観れば明らかです

この当時、すでに北部では工業化が進んでおり
奴隷労働を基礎にした大農場は経済の主役ではなくなっていたのです
そのことが、リンカーンが奴隷解放宣言を出せた社会的背景でした

さらに言えば
工業化こそが奴隷解放の根本原因でもあったのです
近代工業は動力を持った機械による生産であり
人力による奴隷労働を必要としないからです

奴隷は解放されたのではなく、不要とされたのです
奴隷解放があっても、黒人の公民権が確立しなかったのは、そういうわけです
リンカーンが黒人の立場に立ってことを為したわけではないのです