以前、製薬会社の人と話していて
一つの薬が年間3000億円以上の売り上げがあると聞きました

有機物の薬を作るには
生物から抽出するか、化学合成によって作るか
二つの方法しかありません

有機物を化学合成によって作るのは困難なことでした
今回ノーベル化学賞の受賞対象となった鈴木・根岸両先生の研究は
パラジウムを触媒として、有機化合物を結合させる技術を開発したことだそうです

この技術は薬品開発にとって決定的に重要な技術です
その経済効果たるや、何兆円、何十兆円となることも
前述の薬価のことを思えば、納得できます

驚くべきことは
鈴木・根岸両先生は自分達の開発した技術の特許を取得しなかったことです

根岸先生は

「特許を取得しなければ、自分達の研究成果を誰もが気楽に使えるからだ。」

と、話しています

鈴木先生も、同じ考えだったでしょう

これが真の科学技術者の態度というものでしょう
科学技術の成果は人類共有の財産であるべきだからです