鈴木章・北海道大学名誉教授と
根岸英一・米パデュー大特別教授がノーベル化学賞を受賞しました

両先生には、心から、おめでとうと申し上げたいです

日本人のノーベル賞受賞というのは、なんとも嬉しいです
日本の科学技術が世界に貢献したということですし
それを世界の権威が認めたということでもあります

日本人のノーベル賞受賞というのはハードルが高いと言われています
論文を、英文で外国の権威ある学術誌に発表しなければなりませんし
それを欧米の学者から評価されなければなりません
どちらも、極めて困難なことです

それ以外にも、欧米人による人種差別が日本人の受賞を困難にしてきました
ビタミンB1の発見者は日本人の鈴木梅太郎です
しかしノーベル賞を受賞したのは
鈴木よりも後に論文を発表したオランダ人でした

鈴木梅太郎の他にも
日本人のノーベル賞級の発見は19世紀からあるのです
しかし、戦前までは、日本人のノーベル賞受賞者はいませんでした

日本人最初のノーベル賞受賞者は湯川秀樹博士です
湯川博士の受賞は昭和24年のことでした
この年、全米選手権で競泳自由形の世界記録を連発した古橋広之進とともに
第二次大戦後の、復興期の日本人を大きく勇気付けました

科学とスポーツは民主主義の文化である・・・というのが、私の持論です

科学は多数の研究者の追試による観測が
スポーツは多数の観客の目が、最終的な勝者を記録に残します
どちらも、大衆が最終的決定権を持つ文化なのです
王様も乞食も同じ結果を受け入れなければならない文化です