82歳の父が盗難にあいました

畑で作業中
自宅の鍵や小銭、メモなどを入れたポシェットを盗まれたのです
トラックの座席に置いたまま
ドアに施錠しなかったため、盗まれてしまったのです

警察に連絡し
指紋の採取、聞き取り、現場検証などに立会いました

被害届は警察が代筆してくれましたが
その中に、奇妙な部分がありました
いちいち、盗まれたモノの値段を聞くのです
それも、購入時の値段ではなく、現時点の値段です

「そんなものタダに決まってるだろう」

と、言うと

「それでは、価値の無いモノを盗んだことになり、盗難にはならない」

と、警察は言うのです

なんとも馬鹿な論理です
これが警察で一般的に通用する論理であるとすると危険なことです

これは法律の間違った解釈だからです
現状の行政が盗難事件を被害額によって対応しているとするなら
おそるべき退廃といわざるをえません

たしかに、被害額が大きければ、それ相応に罪も重いを考えるべきです
しかし、被害額が少ないから罪が少ないということではありません
盗難事件の重さは、そんな安易に相場をつけるようなものではありません
盗難それ自体が・・・文明社会の基礎を脅かす凶悪犯罪なのです

フロッピーディスクの記録をいじったのが
悪戯したら、そうなってしまったということにすれば、証拠隠滅罪にならない・・・
こんな屁理屈が通用すると考えるところに
現代の検察の退廃があります

おなじく、盗まれたものの経済価値がなければ、盗難とはならない・・・
などという、被害額絶対主義の警察は、もはや警察の資格すらありません

行政がそのような退廃的な法解釈をして
法治国家の秩序を守ることの本質を見誤るならば
国民は国家の存在すら疑問を持つことになります
法律は守らなくてもよいということになるからです

犯罪の取り締まりと保険会社の被害算定とは、まったく別の問題です
もともと保険会社の被害額算定はふざけた基準であり
交通事故の被害者は、しばしば泣かされます

被害者を泣かすのが、警察や保険会社の体質です
本来は被害者こそ救わなければならないのに!