戦争中、食糧難のため
やむなく殺処分された悲しい動物園のゾウの話は
今でも、時々、どこかで聞きます

私は、この手の話は大嫌いなので
ほんとうに、うんざりします
動物を擬人化し、それへの共感を口にすると
なんだか優しい人のように思われるようですけれども
本当は冷酷な人が多いのです

人と動物は違います
家族同然の扱いをしていたペットに対しては
家族同然の感情が生じます

しかし・・・人と動物は違うのです

感情レベルでは同等でも
人は、理性によって、そこに画然とした違いを想定できなければいけません

感情レベルで行動すれば
ペットのように子供を愛する親が出てきます
そして、ペットを捨てるように子供を捨てたり
捨てることができないばかりに、子供を虐待する親が出てくるのです

実際のところ
殺されたゾウに同情する人々も
宮崎県の肉牛の大量殺処分に反対することはありません
どうせ、いずれ、殺されて
食肉にされる運命の牛になど同情できないということでしょうか?

農家だって、自分が育てた牛が殺されることは悲しいのですよ
でも、そこは理性によって、人と家畜の違いを理解しているのです

理性こそが、文明社会の秩序を支えているのです
安易な感情論は、大変な危険をはらんでいることを
文明人は知っておくべきです