何が本当で、何が嘘なのかという問題を考える前に
そもそも、嘘という概念が成立した過程を考察してみたいと思います

人には知性があります
知性を成立させるための根本は記憶力です
もし、人に記憶力が無いとしたら
知性もまた存在しません

記憶力のない人に嘘をついても
嘘をついたことは露見しません
嘘を見破るには記憶力が必要です

嘘という概念は
人が言葉を獲得し、記憶力を持った状況で成立します
言葉と記憶が嘘を発見します
このことは、反対から考えれば
言葉と記憶により、人は真実という概念を得たということもできます

言葉と記憶の能力を使って
人は虚偽と真実を識別するようになったのです