先日、乃木坂の

「国立新美術館」

に行って

「オルセー美術館展2010」

を、観てきました

これは素晴らしい展覧会でした
とにかく近代絵画の名作がズラリと並んでいるのです
ゴッホ、セザンヌ、ゴーギャンからルソーに至るまで
それこそ名作のオンパレードです

今回、これほどの傑作が日本で展示できたのは
オルセー美術館が改装中のため、との事情もあったようです
いずれにしても、日本にいて、これだけの名作を見ることができることは幸運です

今回の展覧会にはテーマがあり

「ポスト印象派」

というものです

それまで”後期印象派”と呼ばれていた画家達を
あえて”ポスト印象派”と呼ぶことにより
その絵画史上における位置付けと、意味を変えようという意図があるようです

私も、この考え方には賛成です
後期印象派は、確かに印象派の影響のもと、より自由な表現を求めた画家達です
しかし、それをたんに”後期”という枠組みでとらえるのは間違いです

印象派によって切り開かれた自由な表現は
ただ”絵画に自由な表現をもたらした”というレベルを超えてしまったからです
絵画とは何か?表現とは何か?
そうした、より根源的な問いを画家達にもたらしたのです
その問いへの、必死の回答を試みたのが”後期印象派”の画家達だったのです

絵画とは何か?
表現とは何か?
芸術とは何か?

そんな問いの中に現代芸術はあります
”後期印象派”の画家達は
印象派の後継者ではなく、現代芸術の先駆者だったのです