呉は軍港として発展しました
あの戦艦大和が作くられたのも、ここです
この町には注目すべき二つの博物館があります
「てつのくじら館」と「大和ミュージアム」です

「てつのくじら館」は自衛隊が運営していて、入場料は無料です
民主党政権の事業仕分けで廃止されてしまうかもしれませんので
見に行くなら、早い方がいいでしょう
ぜひ、見ておくべき価値のある博物館です

皆さん「掃海」という言葉をご存知でしょうか?
機雷を除去する作業のことです
湾岸戦争の時も、日本の海上自衛隊はこの作業をしています

「機雷」をご存知ない方もいらっしゃるでしょう
「機雷」とは、海面や海中、あるいは海底に仕掛ける爆弾のことです
そこを通る船を爆破するためのものです

機雷は
戦争中に使う兵器ですけれども、戦争が終わっても海に残るため
これを除去する作業は平和の実現以後も続くのです
軍艦を沈める威力がある爆弾ですから
商船や客船など、ひとたまりもありません

平和が実現しても
実際の海上輸送を再開するためには
真っ先に掃海作業をしなければなりません
これがとても危険な作業であることは、容易に想像できます

終戦までの5ヶ月間に、米軍は日本近海に11277個の機雷を敷設しました
海上輸送路を遮断したこの作戦は

「対日飢餓作戦」

と、呼ばれました

戦後の食糧難も、鉄道輸送の混乱も
海上輸送路が断たれたことが大きな理由なのです

掃海は
経済復興のためにも、真っ先にしなければならない作業なのです
掃海作業は、解体された帝国海軍から現在の海上自衛隊まで
唯一継承された軍事行動であるかもしれません

「てつのくじら館」は自衛隊の掃海任務を中心に展示されています
しかし、展示の目玉は
実際に数年前まで就航していた潜水艦の実物の中に入れることです

「大和ミュージアム」は呉市が運営する歴史資料館で、有料です
戦艦大和の10分の1模型が展示の目玉です
軍港としての呉の歴史と戦争関係の資料が展示されています