社会学というものは
それが歴史学であろうと経済学であろうと
逆説を理解できない人には、本当のことが分かりません

ある時代の言論に
その時代の権力者の評判が良いものしかないなら
その権力者は冷酷な独裁者である可能性が高いです
言論の自由を封殺していたわけですから

歴史資料だけを馬鹿正直に信じてしまえば
解釈は正反対になってしまいます

ある時代の書物に
前の時代を悪し様に罵る言論が溢れている時は
権力の交代があった直後であると解釈できます
しかも新しい政権は、上手い統治ができていないと考えられます
今の時代が上手くいっている時
人は、わざわざ、過去の問題点を穿り出すことはしません

もし日本の借地借家法が貸し手に有利なものであったら
日本の都市の住宅問題は速やかに解決していたはずです

貸し手に有利なら、貸し手は供給を増やしますから
貸し手側に激しい競争が生じ、結果として、借り手市場になるからです
そうであれば、人々の多様な要求に応える、豊かな賃貸住宅市場が成立したはずです

日本では、政治と金の問題が起きる度に
政治資金規制法を厳しい内容に変えてきました
そうしているうちに、いつの間にか
真面目な政治家はまともな政治資金を集められなくなりました
そして、ヤクザや外国人から金をもらう
怪しげな売国政治家ばかりになってしまいました

この世の善悪は、言葉遊びではありません
社会現象は結果で判断すべきものです
言葉と現実の逆説を理解できるようになれば
人は、少しばかり、知性を豊かにすることができるでしょう