都市の住人は
自由と引換えに孤独を手に入れます
表現は反対かもしれません
孤独と引換えに自由を手に入れるというべきかもしれません

若者が村を出て、都市で職を得て、暮らし始める
近代社会というものは、そうして出来上がりました

都市を中心に勃興した資本主義に
最初に反対したのは、地方の地主達だったそうです
資本主義が労働者に悲惨な生活を強いているという批判です

これは、労働者を奪われた地主達の恨みに過ぎませんでした
都市の労働者の生活は、確かに悲惨に見えました
しかしそれでも、農村での農民の暮らしよりはマシだったのです
だからこそ、人々は強制されることもなく
都市に集まってきたのです

衛生環境の悪い狭い住宅、過酷な労働条件などを考慮しても
若者にとって、都市の自由は、捨てがたい魅力があったのです

自由とは、それほどまでに、人を魅了するものなのです
とりわけ、若者にとっては、自由こそは、何よりも欲しいものなのです

自由とは何でしょう
自由とは・・・夢を実現しようとする意志と努力のことです
それができることが自由の意味です
生きることは許されても、夢を奪われた人生よりも
若者は、叶う当てもない夢に、あえて人生を賭けてみたくなるのです