ハイブリッドカーは妥協の産物です
本当は電気モーターだけを動力とする方が構造がシンプルで良いのです
内燃機関と電気モーターの両方を動力源とするのは無駄といえます

しかし現実問題として、十分な容量を持つ蓄電池もなく
また、ガソリンスタンドに代わる充電用のスタンドもありませんから
現状では、ハイブリッド方式が現実的かつ経済的なのです

アメリカのゴア元副大統領の息子は
プリウスを運転していて交通事故を起こしました
その時のスピードがかなりのものだったので、話題になったということです

環境にやさしい自動車というと、なんとなくスピードの出ない先入観がありますが
実際には、プリウスはパワーがあり
一説によれば、市販車は、わざわざパワーダウンして販売しているのだそうです

電気モーターというものは
コイルの巻き数を増やすだけで簡単にパワーアップができます
内燃機関では、パワーアップこそが最大のテーマですけれども
電気モーターでは問題になりません

内燃機関は、金属製シリンダーの内部で気体を爆発させて
その力を機械的に回転運動とし、動力源とします
パワーアップするには爆発力を強くしなければなりません
そうすると今度はシリンダーの強度を上げなければなりません
結果として、エンジン本体は重くなります

パワーアップに従い重量も増加するとなると
工場の動力のような、固定した装置であれば、さほど問題はありませんが
自動車のように、それ自体が動くものでは、自己矛盾となってしまいます
どんなにパワーアップしても、エンジン自体が重くなっては意味がありません
重くなってしまったら、スピードは出ないからです

重量の問題とは別に、内燃機関には爆発に伴う熱の問題もあります
大量に発生する熱は、金属を熱膨張させ、エンジンの作動を不安定にします
これを繰り返せば、金属は確実に劣化します
熱の発生自体がエネルギーのロスでもあります

内燃機関の発達は、パワーアップに伴う重量の増加と
そして熱の発生という、技術的矛盾の克服の歴史だといえます
動力源たるエンジンの技術こそは、自動車工学の中核です
したがって、自動車のエンジニアとは、すなわちエンジン屋なのです

・・・・ところが
電気モーターが自動車の動力源となれば、もはやエンジン屋は不要なのです
電気モーターは、簡単にパワーアップできるのですから・・・