「ローン難民」・・・という言葉があります

住宅ローンが払えなくなり
自宅が競売されてしまう人々のことです

なんとも悲しいことです

しかし
借金をして、家を買ってしまった以上
借金を払えなければ
自宅を差し押さえられ
競売に付されてしまうのもしかたありません

私は、金を借りるより家を借りろ・・・という主張の持ち主です

家が必要なら、家を借りればいいわけで
何も、わざわざ金を借りて、家を買う必要はないのです

住宅ローンの金利は安いですから
賃貸住宅の家賃を払うより
いっそ、マンションや建売住宅を買ってしまう方が安い
・・・と、多く人が考えます

しかし、それは大きな間違いです

家は買った瞬間に数百万円価値が下がります
新築住宅が中古住宅になるからです
そして毎年、築年数が増えるたびに価値が下がり続けるのです
それは住宅ローンの残債務の減り方よりも激しいのです

つまり、毎年、損が増えていくのです
これはローンが長ければ長いほど深刻な事態となります
10年ローンであれば、とにかく10年後には借金はゼロなのです
しかし35年ローンでは
10年住んでも、まだ25年分のローンが残っています
築10年の建物を、25年ローンで買ったのと同じことです

しかし本当に怖ろしいのは金銭面ではありません
本当に怖ろしいのは・・・自由の喪失です

都市のマンション入居者の平均的な居住年数は7~8年です
つまり、平均すれば7~8年で転居するのです
それができるのが、都市の自由なのです

都市住民の持つ移動の自由こそ、都市のパワーです

自由を失うことは、パワーを失うことです
都市も個人も、自由を失うことでパワーを失い・・・生命を失うのです

一箇所に定住し
お得意さん相手の商売をしている人なら
持ち家取得に、私は反対しません

しかしサラリーマンには、持ち家はすすめられません
サラリーマンは、転勤転職がさけられない人生です
何があるか分からない将来に対し
重い住宅ローンを抱えて
一箇所に縛り付けられる危険は、避けるべきなのです