すこし前になりますが
10月26日の神奈川新聞のコラムを紹介します

同じ商品であれば
値段の安い方がたくさん売れ、高くなるほど売れなくなるのが常識です
しかし、19世紀のアイルランドでは
ジャガイモの価格上昇が需要の増加をもたらしたという例外があるそうです

実は、日本におけるウイスキーの需要にもこれと似た話があります

以前、ウイスキーは高級品として大人のあこがれの的でした
当時のウイスキーは、特級、1級、2級に分類され
特にスコッチウイスキーはすべて特級として高い税率が適用されていました

当時の欧州共同体は
日本の輸入ウイスキーに対する高い税率に不満をもっていたことから
世界貿易機関へ提訴しました

そして日本は
1987年11月に下された審判に基いて順次税率を改定しました

この改定により
スコッチウイスキーの価格は大幅に下がりましたが
逆に高級感が薄れたため贈答品としての需要が減るなどの現象により
日本におけるウイスキーの消費量が減るという皮肉な結果になりました

一方、税率が上がり価格の上がった焼酎は
その後のブームもあって、その消費量を増やしました

この話は

「税金こばなし」・・・という題の、神奈川新聞のコラムからの引用です

書き手は、藤沢税務署税務広報広聴官です