カレルギーのことを書きながら
日本では、カレルギーの本が手に入りにくく
したがって、識者といえども、カレルギーに関して無知である現実を
あらためて、知りました

私は、以前からカレルギーに注目し
全集も手に入れていましたから
一応、日本語に訳された著書は一通り手に出来ます

しかし、その私ですら、全集は飛ばし読みする程度ですから
本当のところ、カレルギーの全思想を知るというところまではいきません
おいおい研究を深めていくつもりです

カレルギーという人物を
著書を通じて知れば、政治哲学者ということになります
しかし、その生涯をたどれば、立派な政治家であり
生涯一民間人でありながら
偉大な政治的業績をあげた稀有な人物ということになります

現代人は、精神的偉大さへの尊敬心がありませんから
カレルギーのような人生に魅力を感じる人は少ないのでしょう
地位や名声や金銭が人々の行動の動機となり
そのどれ一つとして求めなかったカレルギーの一生は
現代人には理解できないものなのでしょう

私がずっとカレルギーに興味と魅力を感じてきたのは
まさに、彼の世俗と無縁の純粋な生き方です

カレルギーは理想を示し
具体的な行動目標を設定し
組織を作り、有力者を名誉職に就け
自分自身は事務局をとりしきり
なるべく反対者を作らず、敵を作らず、闘争的にならず
党派を超えて、理想を実現するプログラムを作成し続けました