小泉純一郎元首相は
祖父から続く三代目の
典型的な”世襲”政治家です

父の急死にともない
若くして急遽立候補した彼は、あえなく落選し
その政治生活は、福田赳夫代議士秘書としてスタートしました

福田赳夫は、田中角栄の政敵でした
一高、東大、大蔵省という学歴と経歴は
そのまま、日本近代のエリート中のエリートでした
ただし、風采は上がらず、カリスマ性もなく、発想は凡庸でした

小学校卒の学歴しか持たず
豊かな発想とカリスマ性により
与党最大派閥を作り上げた田中角栄は
福田赳夫とは、すべてにおいて対照的な性格でした
両者に共通するのは田舎の農家の出身であることだけでした

保守合同、60年安保、皇太子ご成婚、東京オリンピック・・・
敗戦後の日本は確実に復興を遂げました
そして、佐藤栄作首相の下で高度経済成長に邁進したのでした

この佐藤政権を
佐藤派の大幹部として、自民党の幹事長として
支えたのが田中角栄でした

佐藤長期政権が終わりを迎える頃
実力を蓄えた田中角栄は、当然ながら
後継者は自分であると考えるようになっていました

ところが、引退にあたり
佐藤首相が後継に指名したのは福田赳夫でした
この時から、田中角栄と福田赳夫は宿命のライバルとなってしまったのです

壮絶な党内闘争を経て
田中角栄は総理大臣の座を射止めました
国民は小学校卒の総理大臣の誕生を歓呼の声をもって迎えました