今朝も地震がありました
このところ地震が多いので気になります
震災と呼ばれるような大きな地震が来なければいいのですけれど・・・

実際のところ、関東地方南部では
もう、何時大きな地震が来てもおかしくないのです

南関東を襲う大きな地震の周期は70年に1度
あるいは、75年に1度と言われているのですが
関東大震災から、すでに86年の歳月が経過しているのです
本当に、いつ大震災が来てもおかしくないのです

「天災は忘れた頃にやって来る」

寺田寅彦の有名な言葉です

神奈川県の秦野市には「震生湖」という小さな湖があります
関東大震災で山が崩れ
水が堰き止められて湖となったものです
この「震生湖」の名付け親が寺田寅彦です

70年とか75年という年月は
まさに、その天災の直接経験を持つ人が
世の中からいなくなるタイミングなのです
最近では、人々の平均寿命が延びたので一概に言えませんが
人生50年と言われた時代には
70歳を超えれば長寿者だったのです

天災の被害の記憶が人々から消えたとき
次の天災が人々を襲うというのは
地震の場合に、もっとも良く当てはまるのです

大きな神社仏閣以外の建物
特に、耐用年数の短い民家には耐震建築の伝統がありませんでした
これはまさに、地震のタイミングが
ちょうど人々から震災の記憶が消える頃に当たるからなのでしょう

旧家が立派な建物を建てるのも
家として、過去の記憶が伝承されているからでしょう
旧家と呼ばれる家には、立派な母屋だけでなく
蔵や物置があり、十分な食料の備蓄がありました

こうした旧家が非常時には人々を救っていたのです
それは歴史書には書いていない歴史です
歴史家が不勉強なのではありません
日本人にとって、そんなことは当たり前のことだったのです