民主党が政権を取ると
高速道路が無料になるそうです
一人の消費者の立場で考えれば、勿論、大賛成です

しかし、文明論的に言えば
いよいよ日本の没落は決定的になったと考えられます

ローマは、なぜ亡びたか?
一つの注目すべき要因は
都市のインフラのメンテナンスが出来なくなったことです
ご存知のように、ローマの都市は大理石とコンクリートの構造物です
この都市基盤を維持するためには、たいへんな費用がかかるのです

コンクリートは、ある意味で木よりも寿命が短いのです
木造住宅というのは、案外長持ちするので
大事に使えば、数百年持つのです
特殊な神社仏閣ではなくて、普通の民家もそうなのです

現に、私の子供の頃には
近所の農家が家を建て替える時に
その家は築270年以上だと聞いたことがあります
しかも、壊れたから建て替えるのではなく
近代的な生活をするために、建て替えたのです
当然ながら、使おうと思えば、もっともっと使えたはずです

そうでなくても、木は山で自然に成長しますから
60年に1度くらいのサイクルで建て替えるのであれば
建築材料を完全に自給できます
そうすれば持続可能な社会が実現するのです

江戸時代の鎖国状態でも、日本の社会が維持できたのは
木造住宅をはじめとして
社会全体が、持続可能な資源によって維持されていたからです

日本の住宅はともかく
日本の高速道路はコンクリートと鉄で出来ています
これは、作っただけでは維持できません
この道路を使用可能にしておくためには
不断のメンテナンスが必要なのです
その費用は利用者が負担すべきではないでしょうか?

私は小沢一郎という政治家をまったく評価していません
デタラメな政策を乱発する癖がありますが
その殆どは、頭の悪い役人の思い付きに過ぎません
日本を衰退させる政策ばかりです
この度の高速道路無料化のマニフェストも
一連の愚策の一つとなるでしょう