田中角栄形政治の終着点が
小沢一郎や二階俊博らのゼネコン汚職です
しかし、何度も繰り返しますが、これは田中角栄にかぎったことではなく
多かれ少なかれ、政治家達の資金調達方法なのです

やり方がまずくて、ばれてしまえば、それまでです
公共事業のうち、特に建設業関係に強いのが
田中角栄でしたから、目立つことは目立ちます
つまり、ばれやすいのです

もしこれが金融関係の利権でしたら
世間の普通の人々は、政府予算の規模の大きな金の動きとは無縁ですから
そこで、利益のキャッシュバックが行われていたとしても
知りようもありません
内部通報者がいなければ、ばれる心配はありません
金融関係の利権とは、そういうものです

旧大蔵省から、現財務省にいたる
中央官庁の財政金融部門は膨大な利権を持っていますが
建設利権のように、人の目に触れるものではありませんから
これが大衆に知られる心配は、まずありません
旧大蔵省に権力が集中したのは、そういうわけです

私が思うに
エリートの巣窟である旧大蔵省ではなく
利権の在り処が見えやすい、旧建設省関連の予算の行方を抑えたのが
非エリートの田中角栄だったのです

道路ができる、ダムができるとなれば
そのための金の動きは、極めて分かりやすいからです
仕事を請け負った建設会社に、金が振り込まれることは明らかなのですから

しかしまた、汚職があれば、その追求も容易ではあります

田中角栄形政治は、角栄だけでなく
その子分達によって、模倣者達によって、日本中で実践されました
そのことが、不要な公共事業を作り
予算の大盤振る舞いと財政赤字を拡大させました
日本が現在の無様なていたらくになったのは、そのためです