木村秋則氏の容貌は
ムツゴロウ先生こと畑正憲氏に似ています
それが、私の第一印象でした

科学的知識と生物への愛情を併せ持つ実践家
確かに、二人には共通点があります

ところで・・・
リンゴの木一本一本に話しかけながら
リンゴ畑の中を歩く木村氏を見ると
私は、ある一人の偉人の姿を連想していました・・・ガンジーです
インド独立運動の指導者ガンジーです

非暴力により、政治的目的を達成しようとするガンジーの思想は
今尚、多くの人々に深い感銘を与えています
しかしまた、世界の現実は、ガンジーの理想とはほど遠いことも事実です

農薬による農法は
軍事力や警察力に頼る政治を連想させます
肥料に頼る農法は、経済中心主義の政治を連想させます

暴力と富を否定したガンジーの政治手法は
理想主義に過ぎぬとして、現実政治の世界では無視されています
世界は暴力と紛争が絶えることがありません

そこに、木村氏の農法と共通する何かを私は感じます
木村氏の試みは、今のところ彼一人の試みです
しかし、彼に学ぼうとする人々は、すでに世界中にいるのです

彼の理想が世界の農業を変える日が、いつか来るのでしょうか?
それは、私には分かりません
しかし

”彼の開いた道の向こう側には、間違いなく人類の未来がある”

・・・そう、私は信じたいのです