木村秋則氏の作ったリンゴは、どんな味がするのでしょう?
私自身、まだ食べたことがありませんから
何とも言いようがありません
ただ、つぎような表現から想像するしかありません

東京白金台のレストラン
半年先まで予約でいっぱいの、知る人ぞ知る隠れ家レストラン
その看板メニューの一つが「木村さんのりんごのスープ」です

シェフの井口久和さんが
りんごをきざみながら呟きます

「腐らないんですよね。生産者の魂がこもっているのか・・・」

井口さんの厨房には
二年前から保存されている、二つに割ったりんごがあります
普通のりんごは、切ったまま置いておけば
すぐに変色し、腐ってしまいます
木村さんの、そのりんごは、腐ることなく
まるで「枯れた」ように小さくしぼんで
赤い色をほのかに残したまま
お菓子のような甘い香りを放っているのです

茂木健一郎の表現では
木村さんのリンゴは「リンゴ本来」の味がする
リンゴという作物がもともと秘めていた複雑で奥行きのある
まるで「味の彫刻品」のような感触が残る・・・味、ということです

ぜひ一度食べてみたいものです
ただし、毎年抽選に当たった人だけしか手に入りません
今年の抽選はもう、終わってしまったようです