日本の自動車会社は季節工の首切りを発表しています
華やかな自動車産業の裏で、実際に働いているのは
何時首を切られるか分からない季節工達です

秋葉原で無差別殺人を犯した人物も自動車会社の季節工でした
雇用の不安が彼の犯罪の引き金を引きました

景気というものは、個人の努力や私企業の努力では
どうなるものでもありません
国家が知恵を絞り、権力にモノを言わせても
なかなか上手くいくものではないからです

臨時工を解雇する企業のことを、一概に悪くは言えません
むしろ雇用の柔軟性が、社会全体としては、不況を和らげます

いくら国の基幹産業であるからといって
国家権力を使って、無理に産業を支えても
国全体としては、資金の流れが不合理になるだけで
不況を泥沼化する危険さえあります

アメリカのビッグ3も、かつてない苦境に陥っているらしいのですが
極論すれば、つぶれるものは、つぶすしかありません
無理に支えたところで、抜本的な解決にはならないからです

それでも人々が自動車を必要とするかぎり
人々の買える範囲の価格の自動車は売れるわけです
売れない自動車を作る自動車会社は市場から退場するしかないのです

役者が替われば、演目も替わります
それにともなって、舞台全体が変わるのです
古い舞台にしがみつく必要はありません
不景気には、必ず新しいスタイルの産業が興り、雇用を創出します

私は、不景気こそ、未来へのチャンスだと考えています