何かをしようとして
予算を決めたとします
すると人は予算を使い切ることだけを考えます

本当は、予算というものは
何円以下とか何円以内という様に表現すべきものであり
使い切ることは正しくありません
目的を実行するための費用と予算は”不等式”であるべきなのです

予算以内で目的を達し、お釣が戻ってくるのが正しいのです
お釣が多い人ほど有能だとも言えます

ところが、予算が余ると、見積もりが甘いということになり
かえって無能扱いされるのが、組織の論理です
組織の中では、予算を分捕る者ほど有能だとされます

予算と実行金額が同額でなければならないという
”等式の発想”が日本の行政を硬直化させ、予算を肥大化させてきました

同じく、歳出と歳入の関係も
これを同じにしようとする”等式”の発想は破綻します
どこかで嘘を吐かないと辻褄が合わなくなります
嘘が嘘を呼ぶ、予算使いきり行政となります

想定外の出費がある度に、赤字が累積するのです

歳出を歳入より少なくする”不等式の発想”
予算よりも実行金を少なくする”不等式の発想”が必要です

100万円の予算で200万円の仕事をする者は
200万円の予算で200万円の仕事をする者よりも有能です

日本の現状は、どんな仕事をするかではなく
100万円の予算よりも200万円の予算を勝ち取った者が有能とされます

100万円の予算では100何円の仕事しか出来ないと
人々が”等式の発想”に支配されているからです