しばらくして二人の警察官が家に来ました
ベルも鳴らさず、いきなり門を開けて入って来ました
門の電子錠は解除してありました

警察官は名乗ることもしません
私が尋ねると、やっとS氏とM氏は名乗りました
名刺はないのかと聞くと、名刺の持ち合わせはないということで
その時はじめて、身分証明書を提示しました

ふたたび、はじめから、次男は彼らへ説明をしました
若いM氏は熱心に次男の話を聞いていましたが
年長のS氏は、事件にはあまり関心を示さず
私に”被害届を出させないこと”のみに関心があるような印象でした

もう夜も遅い、現場検証もしなければいけない、時間が無い・・・
理由にならない理由を並べて
今日のところはこれまでにして
被害届は出さない・・・ということにしようとするのです

私は、暗くてもかまわない
次男の記憶が鮮明な内に現場を見に行こうと強く主張し
しかたなく警察官達も、私にしたがいました

次男は現場で事件のあらましを説明しました
犯人の逃走ルートなどを実際に行って説明しました

犯人が立っていた自動販売機の前で
犯人が投げた小さな石を発見しました
サイコロくらいの小さな薄茶色い石でしたが
マジックか何かで、黒い点が印してありました
M氏はそれを手にとって見ていました

なお、現場には割れたメガネが落ちていたのですが
私が注意を喚起しても、警察官達はまったく興味を示さず
不快そうな表情をするのが意外でした
次男の話は聞くのですが
現場の物的証拠にはあまり関心がないようでした