台湾は駐日代表を召還しました

台湾と日本の間には正式な国交がありません
したがって日台間で大使の交換はしていません
しかし現実には国交がありますから、大使の役割をしているのが駐日代表です

その駐日代表を召還するというわけですから
これは大使を召還したことと同じであり、外交関係を断つことを意味します
すなわち、いつ戦争が起きてもおかしくない状態になったわけです

大部分の日本人は、台湾と日本が戦争をすることなどありえないと考えています
しかし現実には、その可能性は大きいのです
日本と台湾との戦争の可能性は
日本と韓国との戦争の可能性より大きいです

日本と韓国の間には正式な国交があります
両国は米国の同盟国であり、米軍が駐留しています
両国政府と軍は米国及び米軍の強い影響下にあります
したがって、日韓両国は簡単に戦争にはなりません

台湾の政府と軍も米国の強い影響下にあります
その意味では日台関係は日韓関係に似ていて、簡単には戦争になりません
しかしこの関係は正式なものではありませんから
米国は、米国の国益にしたがって行動を決めることができます

日本と米国の間には日米安全保障条約があります
もし他国が日本を攻撃した場合、米国は日本を守る義務があります
台湾が日本を攻撃したなら、当然、日米で台湾と戦うことになります

しかし実際には、米国は日本のために戦ったことはありません
日本の漁船が日本の領海でロシアや北朝鮮に拿捕されても
日本人が日本の領土内で北朝鮮によって拉致されても
日本人乗客を多数乗せた旅客機が北海道沖でソ連軍に撃墜されても
米国はまったく動きませんでした

米国の大統領候補の演説を聞いても
日本が米国の同盟国であるという意識はありません
台湾は日米関係の弱さを知っています
そして、同じ中国人として、北京政府との関係を深めています
領土問題は、さらにこの両者の関係を深めることになるでしょう

北京政府にとって、政治的には極めて都合のいい事態になりました
現在の台湾政権は親北京政権です
とんでもない冒険的政策をとる可能性があります
米国が不介入のサインを出せば
北京政府は台湾政府をそそのかし、紛争が勃発する危険があります

そして私は、はっきり予言しておきます
米国は不介入のサインを出します
そうなると自衛隊は手が出せません
尖閣諸島は台湾と中国に奪われます

沖合いの海底油田は彼らのものとなるのです
そして、海底油田の開発には、米国の石油資本が参加するのです
そこから産出される石油は日本には一滴も入ってきません
尖閣諸島を奪還しようとすれば、今度は米国を敵に回すことになります
今回の事件の奥は深く、米国の石油資本が絡んでいる可能性が強いです

日米を敵に回して勝てるはずのない台湾の
あの強気の背後にあるものを考えてみる必要があります
おりからの石油高騰が何を意味するのか
ノー天気の日本人も、少しは考えたらいいでしょう