共産主義というのは
生産財を共有し、各自の能力に応じて働き
各自の必要に応じて分配する、一種の理想社会を目指す思想です

外部から隔絶された人口100人程度の村であれば
ある程度可能な社会組織ということができます

自給自足が可能であり
共通の言語や宗教を持ち、共通の敵を持ち
互いに強い精神的な結び付きを持つ集団なら
実現可能な社会システムです

こうした小規模な経済体制を原始共産制といいます
実際に未開社会や原始的社会はそのようなものであったと想像されます

共産主義国家が実際に共産主義を目指した様子はありません
目指したのは、あくまで生産の拡大であり豊かさです
この点でも、共産主義者と資本主義者は気の会う仲間なのです
”生産の拡大による豊かさの実現”こそ、かれらの共通の願いだからです

共産主義と資本主義は社会構造も政治的目的も同じでした
違うのは政府に軸足を置くか、民間企業に軸足を置くかだけなのです
そして実験の結果、民間に軸足を置く方が
共通の目的である”生産の拡大による豊かさの実現”に有利であることが分かり
世界的規模で大変動が起きたのです
すなわち、共産主義国の資本主義化であり
資本主義国の公的企業の民営化の流れなので

共産主義は、あくまで建前上の理想に過ぎませんでした