佐藤久佳選手は1987年1月12日、北海道苫小牧市に生まれました
競泳選手としての将来を考え、日大豊山高校に進学します
しかし東京での一人暮らしは寂しく、何度も逃げ出しました

兄は弟のことを考え、日大に進学し、弟を支えます

兄の支えを受け、弟は着実に実力を蓄えていきました
元々個人メドレーを得意としていたのですが
自由形にも非凡な才能を見せ始めます

2005年9月、日本大学1年となった佐藤久佳選手は
日本学生選手権400mリレー日本大学チームの第1泳者として
日本人として初めて、100m自由形で50秒の壁を破る
49.73秒を記録したのでした
会場は異様などよめきにつつまれ
やがて、その場にいた全ての人が歓喜の声援を送ったのでした

1976年、モントリオールオリンピックで
ジム・モンゴメリが人類最初に50秒を切って以来
実に30年近い歳月が流れていました

しかし、この快挙を、日本のマスコミは冷たくあしらいました
世界に遅れること30年・・・とか
リレーというリラックスできる状況で出たタイムである・・・とか
まったく不可解な批判じみた記事を読んだ記憶があります

佐藤選手自身その後、やや不調になり、試合で力を出し切れない時期がありました

しかしフォーム改造等を着実にこなし
ついに昨年(2007年)9月、またしても学生選手権で
ついに49秒の壁を破る、48.91を記録したのでした
今回はリレーの第1泳者としてではなく、100m自由形の決勝での記録です

たった一人の選手が大きなタイムの壁を2度も破ったのです

そして、すでにこのブログで書いたように、先日の短水路大会で
50m自由形で22秒の壁を破る21.94秒を記録したのでした

佐藤久佳選手は、たった一人で
自由形短距離の大きなタイムの壁を3回も破ってしまったのです