鵜川先生の自伝を開いて
ある写真を目にして、オヤッと思いました

01.7.14と日付の入ったその写真は
鵜川先生を中心に、中高年の男性が取り囲むように写っていました
栃木高校での教え子だった人達との写真でした

私が驚いたのは、鵜川先生の隣に宇井純が座っていたことです
宇井純は鵜川先生の教え子だったのです

宇井純の名前は、今では知らない人が多いと思います
私の若い頃は結構有名人でした

宇井純は公害問題研究の第一人者であり、東大助手でした
東大でまったく出世せず、万年助手であったことも有名でした
同じく、東大でまったく出世しなかった
植物学者の牧野富太郎と比較されたりしました

宇井純の講義は外部からの聴講生の方が多いと言われたほど盛況で
東大工学部の教室で夜間に
公開自主講座「公害原論」を開講したことでも有名でした

1986年からは沖縄大学教授となり、退職後名誉教授となりました
その業績は国内外から高く評価されています
宇井純は、ただ知識を語るだけの学者ではなく
現実の問題に果敢に切り込む”問題提起”の人でした