今から十数年前のことだそうです

米連邦食品医薬品局(FDA)は
血液凝固を促すフィブリノーゲンの製剤が
肝炎ウイルスを感染させるとして
承認の取り消しを行っています

はじめはB型ウイルスしか分かっていませんでしたが
その後C型も発見されます
FDAの判断は見事なものでした

当時、米国に駐在していた日本の厚生省の職員は17名いました
しかし誰一人、このことを知りませんでした
英語が分からないうえ、毎日遊び呆けていたからです
官庁の海外駐在のほとんどは、有給休暇のようなものだからです

そんなわけで、日本では
ウイルスまみれの血液製剤が治療に使われ続けました

米国でC型が発見された頃
厚生省は問題の血液製剤による肝炎発症例を確認しました
それでも厚生省は何もしませんでした

21世紀に入り、厚生省は
疑惑の血液製剤を投与され
肝炎ウイルスに感染した可能性のある患者を
製薬会社に報告させました
その総数は418名でした

その後、奇妙なことに
厚生省は、せっかくのリストを倉庫に仕舞い込みました
それを命じた局長の名前は宮島彰といいます
彼は一体何を考えていたのでしょう