私がいくら消費税の害悪を説いても
人々は理解できないようです
あるいは興味が起きないようです
そのくらい、消費税というものは理解しづらい税制なのです

もう20年にもなりますから
社会人として、消費税導入以前の日本経済を知る人は
40代以上の人々です
その中で、実際の経営に関わって消費税の意味を知るのは
ほんの少数の人々です

以前の日本的経営は
終身雇用制という言葉が、まだ生きていて
企業の営業状況が悪いからといって、すぐに解雇されたり
赤字部門が売却されるなどということはありませんでした
営業赤字でも所有株式や遊休不動産を処分して
ボーナスまで支払われていました

以上のような日本的経営が出来なくなったのが、消費税導入以後です

消費税は利益から税金を算出しますから
とにかく企業は、利益を計上した以上、納税資金を確保しなければなりません
人件費を削り、資産を売却し、借り入れを減らし
徹底的な減量経営により、納税資金を生み出し
納税しなければなりません

それが何とか出来ているうちは良いのですが
上手くいかなくなった場合は
人員削減(リストラ)か倒産、身売りということになります

企業経営は不安定になり
一つの組織でずっと働けるのは公務員だけになりました

公務員の立場は強くなり、民間への介入も増えました
銀行が倒産するのも生き延びるのも、役所の意向次第になりました
裁判においてすら、民間の自由意志による契約よりも
役所のガイドラインの方が有効になりました

日本は、国民がお上の意向ばかり気にする封建社会に戻りました