外務省は、寺尾亨を通じて
二人のインド人の居所を探っていました
国外退去命令の撤回を機に
二人の身柄を政府に引き渡すよう、密かに要請していました

内田良平と佃信夫は、協議の結果
政府からの間接的な保護を受けるものの
身柄引き渡しには応じないことに決めました
そして、頭山と寺尾の懇談により、この問題の一切は
頭山の責任をもって預かり受けることが確認されました

これを受けて、頭山・寺尾の両名は、極秘裏に石井外務大臣と会見します
この時、外務大臣は頭山と寺尾に頭を下げ、深く詫びたといいます
そして、今後は政府が彼らを保護する意思があることを伝えました

頭山は会見の様子を仲間や相馬家に伝え、全員の了承を得てから
石井外相に二人のインド人の居所を明かしました

これでボースは、日本の警察に追われることはなくなり
反対に、保護される立場になったのでした