森進一と「おふくろさん」の作者、川内康範氏との争いは
本当は知的所有権の問題として、私には関心があったのでした

ところが、川内康範氏を知るに及んで
私の関心は、もっぱら川内康範氏に向かい
知的所有権の問題は、なんだか、どうでもよいような感じになってしまいました

今回の問題は、森進一の側に非があるというのが
当初からの、私の認識です
だいたい、ちゃんとした作者のいる作品を
勝手に改竄することなど、プロの歌手に許されることではないでしょう

それにしても、なぜ森進一は川内氏を怒らすようなことをしたのでしょう

私は森進一の真意が理解できません
「おふくろさん」をヒットさせたのは森進一です
しかし作者は、あくまで川内康範氏なのです
森進一に「おふくろさん」はオレの歌だという意識があったとしたら
それは慢心というものでしょう

それよりも、なによりも、森進一は川内康範氏をよく知っていたはずです
彼に無礼を働くなどということが許されることではないはずです

私は今回、川内康範氏を知り
彼こそは、言葉の本来の意味の”文化功労者”だと思いました
現代日本文化にこれほど強い影響を与えた人は稀有です
私は、日本人として、川内康範氏に大きな敬意をはらうべきだと思います

川内氏は暴力団とのかかわりもあるようですから
文化勲章のようなものは、授与されないかもしれません
しかし彼の現代日本文化への貢献の大きさは誰も否定できません

歌謡曲やテレビ番組を低く見るものの味方に、私は反対です