中国の全国人民代表大会(全人代)常務委員会の王兆国副委員長は
3月8日、北京で開かれている第10期全人代第5回会議の全体会議で
私有財産の保護を明記した物件法案の説明を行いました
同法案は16日の全人代最終日に可決、成立する見通しです

物権法案は247条からなり、基本原則の章で

「国家、集団、私人の物権は法律の保護を受け、いかなる組織、個人もこれを侵犯してはならない」

と規定しています

私有財産について
憲法で「神聖不可侵」とされる公有財産と平等な地位を認め
「不可侵」の原則を確立したものです

また、私人の所有権に関して

「合法的貯蓄、投資、収益は法律の保護を受ける」

「いかなる組織、個人であれ、占拠、略奪、破壊を禁じる」

などと定めています

「公権力の乱用を禁じる」(法案起草関係者)姿勢を明確にしています

物権法案は2002年12月に全人代常務委に提案されましたが
共産党内に、公有制を重視する旧来の社会主義制度の立場からの反対が強く
常務委審議は過去最多の7回に及びました

王副委員長は、この日の法案説明で
市場経済秩序の規範化、民衆の利益確保のために
同法が必要であるとの考えを強調しました

この法案が可決、成立すれば
中国は完全に共産主義を捨てたことになります
資本主義中国の誕生です

1949年の、中華人民共和国成立以来の、中国史上の大事件です