小学生の時のこと、放課後の校庭で、一人で遊んでいた私は
西日が目に入り、眩しいと感じた瞬間
腹の底から突き上げるような「おばあちゃん」という
声にならない叫びのような
不思議な、衝動のような、感情が起こりました

それが当時健在であった祖母に対する感情としては
私には違和感がありました

やがて、それは亡くなった曾祖母に対する感情ではなかったかと
自分では思い始めていました

午後の日差しの明るい太陽にだぶって
優しい老婆の顔が浮かんだようなイメージがあり
不思議な経験で、その時一度きりのことなのですが
それでも、なぜか忘れられず、いつまでも憶えています

私は今、ある想像をしています

これは私がまだ言葉をしゃべる前の記憶で
曾祖母と日向ぼっこをしていた私は、強い西日に驚いて
曾祖母を呼ぼうとしても、上手く言葉が出ずに
泣き出してしまった・・・

突然泣き出した私を心配して
曾祖母はそっと私の顔を覗き込んだ・・・私はすぐに安心して泣き止んだ
・・・そんなことがあったのではないかと・・・

私が1~2歳の頃は、主に曾祖母が私の世話をしていて
私はいつも曾祖母といっしょだったそうなのです
曾祖母は日向ぼっこの好きな人で
私もいっしょに日向ぼっこをしていたとのことです
ただし、私にはその頃の記憶がまったくありません

私の記憶にあるのは、死の直前の曾祖母と
棺に納められた曾祖母の姿だけです