東京地裁は耐震偽装事件の姉歯元建築士に
懲役5年、罰金180万円を言い渡しました

この判決を聞けば、誰もが、やり切れぬ思いを抱くことでしょう
文字通り、マイホームの夢を打ち砕かれた人々の怒り、むなしさ
察するに余りあります

なぜ、こんなバカなことが起きたのでしょう

結論から言えば、行政の無責任が全ての原因です
姉歯が病原菌なら、それをばら撒いたのは行政です
行政が法律に定められたチェックをしていれば、こんな事件は起きませんでした
行政の怠惰が、全ての原因であり
責任という点では、行政が全て負わなければならない性質の事件です

姉歯が、どんなデタラメな設計をしようと
行政が建築確認を下ろさなければ
ビルもマンションも一つも建ちません
いったん建築確認が下りてしまえば、どんな変な建物でも
施主も建築会社も、その通り作るしかないのです
勝手な変更など許されません
ですから、ヒューザーも小島建設も被害者なのです

大量殺人未遂の姉歯を
建築士法や議院証言法で裁くのが間違っているのです
姉歯の態度に裁判長はいらだったそうですが
姉歯のニヒリズムは行政への不信です
建築士は行政に徹底的にいじめられます、法を盾に無理を押し付けられます
それでいて、いざとなれば、行政は一切責任を取りません

検察が姉歯を殺人未遂で訴えなかったのは
行政の責任に波及するのを避けたためです
これが殺人事件なら、計画したのは姉歯ですが、実行を許可したのは行政です
姉歯は自分の罪が軽くなるのを見越していました
耐震偽装は彼のとって、二重の意味で”大したことはない”のでした