夢をあきらめないで
そういう題名の歌があります
私の好きな歌です
長男がはじめて、水泳の公認記録会に出場するようになった時
よく聴いていました

夢が現実であり、現実が夢である
私は、そんなふうに考えることがあります
現実って何でしょう?
ビルの谷間を歩き、洒落た喫茶店でコーヒーを飲む
そんな当たり前の現実は、しかし、ほんの数10年前の
同じ場所には存在しなかったものかもしれません

私の子供の頃は、一面の葦の原だったところが、
中高層のマンション群になったのは何時のことでしたか
若い人達にとって、生まれた時からの現実は
少年時代の私にとっては幻想の世界です

今、私は藤沢の駅の近くに小さなビルを建てています
一年以上も買い手の付かなかった、裏通りの小さな土地は
雑草の生えた駐車場でした
私はその場所に、ちいさな明るい感じのビルを建てることで
その通り自体が明るくなると、想像しました
そんなイメージが湧くと、私はビルが建てたくなるのです

今まで、いくつかの建物を建ててきた私ですが
私の建築への情熱を支えてきたものは
私の想像であり、夢でした
自分の夢に形を与えたい
それが私の情熱です
私は現実の景色を見ながら
私の頭の中のもうひとつの現実、夢を見ているのです
それは、私にとって
目の前の現実より、さらに実感のある現実なのです