ベルリンの壁について調べてみると
自分にとっては意外なことに気づきます
最初に壁が出来たのは1961年8月ですから
私が4歳の時です
私はてっきり、私が生まれるずっと前から存在したものと思い込んでいました
1975年まで、建設とリフォームし続けていたわけですから
4歳~18歳の私の少年期は「ベルリンの壁」建設とともにあったわけです

私が教育を受けた時代は、分断国家の悲劇を
人々が最も強く感じていた時代だったと思います
「ベルリンの壁」だけではなく
「ベトナム戦争」もちょうど同じ時代の出来事だったからです
ベトナム反戦運動と平和運動は当時の流行でした
私はまだ子供でしたから、そういった運動には参加しませんでした
当時を振り返っても、ベトナム戦争の意味もよく分からなかったと思います
それでも、分断国家の悲劇だけは分かりました
一つの民族が、対立する二つの勢力に分断される不幸は
子供心にも、よく分かるような気がしました
私は米国もソ連も大嫌いでした
貧しいアジアの国で、自分達の代理戦争をして
武器の実験をしているようにしか、見えませんでした

はるかヨーロッパの「ベルリンの壁」と
東南アジアのジャングルで戦う「ベトナム戦争」は
ともに米ソ対立が生み出した悲劇でした
ヨーロッパでは”冷戦”でしたが
アジアでは”熱戦”でした

少年の日の私は
もし自分達が戦争に巻き込まれるとしたら
その原因となるのは米ソの対立であると確信していました
自分達の意思に関係無く、超大国の思惑で戦争が始まる
外国と戦うだけでなく、自国の中で同じ民族同志殺し合いをしなければならない
それが、普通の子供にでも分かる世界の現実でした