お父さんは書斎が欲しい
三井のリハウスのコマーシャルでは
可愛いお嬢さんが、お父さんの意外な夢に興味をもちます
彼女はお父さんの手を引っ張って
リハウスの店を訪ねます
「書斎のある家ください」

家族がそれぞれ、自分の希望を言います
「お父さんは?」と娘に聞かれて
「お父さんはいいんだよ、皆が好ければ、それでいいんだ」
それが、お父さんのいつもの答えなのでしょう
娘は笑います
しかし、お母さんは知っていました
お父さんの夢、それは”書斎を持つ”こと

豊かな日本にあって
家庭をもつ、世のお父さん達のささやかな夢
それは書斎を持つことです
多くの知人と話していて、私も実感として、それを感じています

女房子供のために、我が身を犠牲にして頑張る
なんだかんだ言っても、それが日本の男です
そして、振り返れば、ふたつの忘れ物に気付くのです
一つは一家の主としての立場
二つめが、ひとりでゆっくり物事を考える時間と空間を持つことです

今は古本が安いですから、自分の部屋さえ確保できれば
好きな本に囲まれた書斎を持つことは、さほど難しくはないでしょう
さらにパソコンが一台あれば、調べ事も簡単にできます
思いのほか充実した知的生活が待っているのかもしれません

お父さんの夢は、決断さえすれば、わりと簡単に実現しそうです
でも、お父さんの本当の夢は
あのコマーシャルに出てくるような
お父さん思いの、やさしい子供を持つことかもしれません