ムンクの「叫び」は世界的に有名な作品です
盗難後、無事回収されてなによりでした
所蔵先のノルウェー・オスロ国立美術館は入場無料だそうです
もし北欧を旅することがあったら
訪ねてみたい場所です
北欧の景色と空気の中で、ムンクの心を追体験してみたいものです

ムンクは「叫び」の他に
同一の景色をバックに、同一の構図で
「絶望」と「不安」という作品を描いています
描かれた順番からいくと、次のようになります
「絶望」(1892年)
「叫び」(1893年)
「不安}(1894年)

「絶望」は桟橋にもたれるように佇む、下を向いた横顔の男性です
「不安」は、こちらを真正面に見ている数人の男女です

「叫び」を含む3作品は桟橋上の情景として描かれています
実際のモデルとなった場所はオスロの郊外
エイケベルクという町の小高い丘の上です

「叫び」の1年前に描かれた水彩画にムンクの言葉が残されていなす

「私は2人の友人と道を歩いていた、日が沈んだ
空が突然血のように赤くなった
私は立ち止まり、疲れ果てた身を柵にもたせかけた
青黒いフィヨルドと街の上に雲が血か焔のように横たわっていた
友人達は歩きつづけ、私は不安に震えながら残っていた
そして私は、自然をつらぬく大きな永遠の叫びを感じた」

ムンクは5歳で母と、14歳で姉と死別しています
「病と狂気と死が私の揺り籠を見守っていた黒い天使だった」
というムンクの言葉が書き残されています