葬儀というものは
日本に限らず
原則、自由参加です
誰でも参列できるのです
密葬といって、身内だけで、一般の人の参列を拒否する葬儀もあります
故人の遺志でそうする場合と
遺族の事情でそうする場合とがあります
葬儀の大変さを思えば
簡素にしたいという意向はよく分かります
私自身、若い頃は
消えるように世の中からいなくなるのが理想と思っていました
しかし本当はそれではいけないのかもしれません

葬儀への参列は誰にでも、原則、自由であること
そのことを知った時
私は哲学的感動のようなものを感じました
これほどすばらしい死者への敬意はありません
家族といえども、生前どんなに親しくしていた人でも
故人の全てを知るわけではありません
故人の生涯胸に秘めた思いを知る人が
何処かにいるかもしれません
黙って参列し、黙祷を捧げる人の中に
誰も知らぬ故人との深い関係を持つ人がいるかもしれません
遺された者は謙虚な心をもって
死者を送り出すべきでしょう