瀕死の病人と同じような扱いを受けている長男に対し
何の心配も懸念も無しに
私は毎日、ルンルン気分で、妻の冷凍母乳を片手に
未熟児病棟に通っていました
当然のごとく、息子は毎日大きくなり
身体に挿された管は外され
大声で泣く彼を抱きしめる日の来るのを
信じていました
しかし現実は
生まれた時に1200g少々あった体重は減り続け
いつの間にか1100gほどになってしまいました
小さいなりにパンパンに太っていた太腿も
脱いだウェットスーツの様になってしまいました
元気も無く
ただ眠っていることが多くなりました
痩せた小さな赤ちゃんが
機械で肺に空気を送り込まれながら生きている
・・・そんな感じになってしまいました
病院から帰った私に、父は
「赤ん坊はどうだ?」と尋ねました
私は
「生きてるよ・・・」
そう答えるのが、せいいっぱいでした