概念:佐藤篤代/西暦2019年前半(18)
西暦2019年2月8日:金曜日
前半(18)
【『A・Course・in・Miracles』
創造者の責任・被造物の苦痛】
①【A・Course・in・Miracles】原文引用+前置き
②ーWhich is a "monster"?ー『どうして。どうしてもっと早く。崩れてくれないのか。今、私の後ろでーー。私の大切な人が。私に殺されそうなのに。…(略)…早く。早く早く早く早く早く早く早く。そう願うのに……。岩はまるで私を笑うかのように、ゆっくり、ゆっくりと溶けていった。…(略)…涙が溢れた。カルディア「起きてよ。起きて、エレイン……!」彼女は私の毒で死んだ。私が【怪物】だったから、死んだ。私を受け入れさえしなければ、きっとこれからも変わらずあの家で、生きていけたのにーーー。』(物語引用)。天才科学者により生み出されたホムンクルス(人造人間)カルディアは村人に日照りや疫病の元凶にされ迫害された。そんな『怪物』扱いされたカルディアをエレインだけが匿ってくれた。それなのに、身体に宿された猛毒により、村人に閉じ込められた洞窟でエレインは死んでしまった。そのカルディアのとてつもない罪悪感と苦悩が理解できないなら現実の人間の正常な心が欠落しきっている。カルディアは、その毒で他者を傷つけ、殺してしまう自分の身体を一切望んでいない。しかも、意図せず大切な人をその毒のために殺してしまった。自らの身体の毒を呪うことはあれど、喜ばしいわけがない。直ちにその毒を身体から取り除き、解放されたいという望みしかない。そんな自分の望まぬ身体を持ち嘆くカルディアを、本当に怪物だなんて、化け物だなんて言えるのか?少なくとも、この個体には、カルディアが化け物だなんて到底思えない。それどころか村人達より余程人間らしい心を持っていると思う。ーー【生み出す者の身勝手さ】。ーー【生み出す者の無責任さ】。ホムンクルスのように、勝手に命を造り出すことほど、傲慢で身勝手なことはない。身勝手に造られた、心ある人間じゃない何かが化け物だと言うならば、その造り手こそが、化け物だろう。それは、自分達の選択により子供をこの世界に産み出したくせに、子供を『化け物』扱いする親にも同じことが言える。ーー【生み出す者の責任】。【罪悪感】の欠片もなく、それが欠落しきった者こそが、化け物なのだろう。最期まで善を貫いたエレインは人間の最大限の『善』の表現だろう。世界の現実性の表現の最後の世界は、本当のLOVEやPEACEや善を表現し真実にさせたい段階だった。だから【終わらせる為に作用する何か】の思考システムの最終表現。偽りであることは変えられないが、一番真実に近い。だからこそ、より初期にエゴが作った排他的利己主義の極み【異世界】は、一目瞭然に『化け物の残虐性』が浮かび上がる。そして、だからこそ、こうして村人達の責任転嫁の残忍性や、生み出す者の無責任さや、より初期しか動かしたがらない安倍晋三政権やトランプその他世界のトップの次元超え狂気が浮かび上がる。スケープゴートを作り出し、直ぐに責任転嫁する醜さ。一体どちらが『化け物』だというのか。【A・Course・in・Miracles】で『聖霊』と歪められた【終わらせる為に作用する何か】の作用は、エゴに最後に作らざるを得ないよう誘導した『この領域』に照らし合わせて、対比思考システムを用いて、エゴのやりたい放題が、世界が現実ならばという観点から、どんなインチキ自白証拠状態をもたらすかを突き付ける
【①【A・Course・in・Miracles】原文等引用+前置き】
西暦2015年終わり頃から、西暦2017年に至るまで「特別性」に関する概念記事を書いてきた。
去年西暦2018年に引き続き今年西暦2019年も、これまでに引き続くが、この本物:佐藤篤代が目の当たりにした、この領域(世界)に表された【異世界】段階の非現実・非人間性を徹底的にツッコミし、知覚ある世界全ては例外なくエゴが作ったインチキだと証明する。
本物:佐藤篤代は【A・Course・in・Miracles】で『聖霊』と言われる、歪みとしか言いようがない作用を【終わらせる為に作用する何か】と呼んでいる。
[引用箇所]
【A・Course・in・Miracles】原書
second edition
ワークブックLESSON132
6-(2~5)
▽以下引用
LESSON132
6. …There is no world!
This is the central thought the course attempts to teach.
Not everyone is ready to accept it, and each one must go as far as he can let himself be led along the road to truth.
He will return and go still farther, or perhaps step back a while and then return again.
△以上引用
【A・Course・in・Miracles】
second edition:
WORKBOOK FOR STUDENTS
LESSON132
6-(2~5)
(P244)
西暦2018年段階では本物:佐藤篤代は【A・Course・in・Miracles】自体を歪みだと見ている。神概念も癒しも歪みだ。聖なるキラキラもエゴのアメだと疑ってかかる必要がある。
故に『神の使者』も同様だし、日本語訳で更に歪んでいる。
それを踏まえた上で引用するのは、知る過程では欠かせないからだ。
この本物:佐藤篤代の概念記事は
『the Foundation for Inner Peace』の
【A・Course・in・Miracles】
原書second editionの概念をベースにしている。
【A・Course・in・Miracles】の核心
「知覚ある世界はエゴが作った幻想」
を大前提に矛盾なく徹底的に追究し、以下の核心概念を元に書いている。
【A・Course・in・Miracles】の核心
・他は無い・他は幻想
・エゴが世界に留める為の最大の欺きの手段は特別性だ。
故にエゴの欺きから脱するには特別性を棄てなくてはならない。
・知覚もエゴが作った。
エゴの作った世界の終わりとは知覚の終わりだ。
本物:佐藤篤代は以上のこの【A・Course・in・Miracles】の核心を基本に、【A・Course・in・Miracles】の歪みを削ぎ落としながら、『世界は幻想』という実体験に基づきながら真実へ向かっている。
この点を徹底的に矛盾なくしながら追究している。
矛盾がない概念を採用し、その方向性を目指す。こうして矛盾と歪みをそぎおとしていけば、いずれエゴの欺き(幻想)の完全な終わりへ向かえると本物:佐藤篤代は考えるからだ。
『世界は幻想』とは【人間レベル】で言うと仏教的意味合いに近い。
【A・Course・in・Miracles】において「forgiveness(赦し)=知覚ある世界の全てをエゴが作った幻想と見ること」。
【②上記】
ニュースリンク(西暦2014年4月~)
ーWhat is a "monster"?ー
【A・Course・in・Miracles】で『聖霊』と歪められた【終わらせる為に作用する何か】の作用が、『【異世界】間漏れ作用』によりエゴに世界の作り直しを余儀なくさせて、作る世界の方向性を誘導して最後の世界に最後の結果として作らざるを得なくさせたのが、この領域(あるいは最後により近い世界)。だから、表れるすべては『知る手段』として、パズルのようになっている。エゴが各【異世界】段階で何をやろうとし作ったかが窺い知れるように象徴として表現されている。だからこそ、【異世界】の表れは、この領域の現実性に照らし合わされて『浮く』。この領域の世界構造や概念の現実性とはかけ離れすぎていて、ギャップが『浮き』過ぎるから、【異世界】の表れだと一目瞭然となる。
だからこそ、『この領域』の事実ー最終結果はエゴに消すことなんかできやしない。いかに【異世界】段階で隠せたようにみえたとしても、エゴには『この領域』を消滅させることはできない。
だからこそ、いずれ、エゴが隠してきたすべては露となる。それは避けられない。
すべてが絶対に隠せなくなる。
PSVITA『Code:Realize~創世の姫君~』より引用
『それは、とある少女の物語。
全てを腐らせ、溶かす少女が。
怪物と呼ばれるまでの、物語。
ーー遡ること、2年。
ウェールズにあるお屋敷。
私はそこで目を覚ました。
それ以前の記憶は何もなかったけれど…
ここが自分の家だということは、どうしてか理解していた。
屋敷には私以外誰もいなかった。
部屋には、一通の置き手紙。
それはお父様からの手紙だった。
大切な、大切なお父様。
失われた記憶の中で、唯一色あせていない優しいお父様。
文字を読んだだけで、声が聞こえるようだった。
アイザック「愛しい我が娘カルディアへ
これを読んでいるということは、長い眠りから目が覚めたのだろう。
お前を1人にしてしまうことを許してほしい。
私には、やらなくてはいけないことがある。
お前にはこの屋敷で、私の帰りを待っていてほしい。
この屋敷から出てはいけない。
お前はここにいなければならない。
外には多くの危険と悲しみがある。
お前には、そんなものを知ってほしくない。
必ず、お前を迎えに行く。私が戻るまで、大人しくしていてくれ。
何よりも愛しい、大切な娘よ」
手紙に書かれた約束。
疑問に思うことはなかった。
なんの感情も覚えず、ああ、そうなのかと受け入れていた。
思い返してみれば、当時の私の気持ちや、心の動きーー
そういったものが今よりずっと、鈍かった。
しばらくの間、私は1人屋敷の中で過ごしていた。
なにひとつとして、不自由なことはなかった。
でも…ある日。
声が聞こえた。
屋敷の外から、楽しそうな子供の声が。
この屋敷を、お化け屋敷だからと言って、これから冒険するらしい。
その声が、あまりにも楽しそうだったから…。
私はふと様子が見たくて、外へ出てしまった。
カルディア「あ……」
そっと覗くだけのつもりが、子供達に見つかってしまい、彼らはすぐに逃げて行った。
その時1人の子が、人形を落としたことに気づいた。
カルディア「あ。ま、待って……!」
思わず子供達を追いかけていた。
落とした人形のことを教えてあげたかったし、多分もっと声を…声を、聞きたかったんだと思う。
子供達の後を追って、森を抜けるとーー。
広い田舎道に出た。
何人かの人がいて、私を見ると驚いた顔をしていた。
そして子供の1人が、大人の後ろから顔を出して言った。
あのお化け屋敷から出てきた…と。
カルディア「あの、私は」
勇気を出して、声をかけようと思った。
でも…。
ーー怪物め。
カルディア「あっ……!?」
急な痛みで、自分に石が投げられたことを理解するのに時間がかかった。
どうしてこんなことをするのか。
その疑問の答えは、人々の視線だった先にあった。
私の足元ーー。
子供達を追いかけるのに夢中で、転んだときに脱げた靴をそのまま拾わずに駆けていた。
痛みはなく、何も不都合は感じなかったから。
それもそのはず、石も。草も。花も。何もかもが。
私の素肌に宿った毒のせいで、浅黒い泥のようになっていたのだから。
ーー怪物だ。
ーー悪魔の化身だ。
ーー日照りは、あいつのせいだ。
ーー怪物め。
誰もが、恐ろしい目をして私を大きな声で罵り続ける。
ーー来い…神父様に突き出してやる!!
1人の男が、怒り任せに私の顔へと手を伸ばす。
そして。
悲鳴と血の香りの蒸気と共に。
彼の肉が焼け、溶け落ちた。
カルディア「……!!」
私は思わず、元来た道を戻るように逃げ出した。
夢中で走った。きっと、半日は走り続けたと思う。
けれど、逃げた所で…
私の通った場所は周囲の植物が枯れるため、それだけで私が逃れる先がわかってしまう。
そうして追いたてられたのは、自分の屋敷とは全く別の方角。
打開策もなく、ただ懸命に走っている中ーー。
???(エレイン)「うわっ!?」
私は1人の女性に出会った。
見た所ーー辺りの薬草を摘んでいる様子だった。
???(エレイン)「ああ、驚いたわ。あんた…どこから来たの?ここらじゃ見かけない顔だけど」
そう話す間にも、私の周りの草木は枯れ落ちーー。
彼女の表情が強張るのがわかった。
とっさに私は逃げようと駆け出し。
???(エレイン)「ちょ、ちょっと待ちなさい!あんた、足から血が出てるわ!」
カルディア「!?…近寄らないで!!」
彼女が私の素肌に触れようとするのを、すんでの所で私は制止した。
先の男の様子を思い出し、まるで威嚇するかのような表情で、私はその女性を睨み付けた。
???(エレイン)「………」
立ち止まる間も、私の毒に腐っていく地面がかすかに煙を上げていた。
すり足のように、ゆっくりと彼女との距離を広げる。
走らなかったのは、彼女を視界に収めなければという警戒心からだった。
???(エレイン)「…まって」
けれど、目の前の女性は私を追う様子もなく、ただ静かに言葉をかけてくれた。
???(エレイン)「わけありなんでしょう?…匿ってあげる。家に来なさい」
カルディア「………なんで……」
???(エレイン)「簡単なことでしょう。女の子が誰かに追われている。ほっとけるわけないでしょ。私はエレイン。この森で薬草採りをして生活してる。
ふむ…よし、岩場を通っていきましょ。歩く場所歩く場所、草が枯れたんじゃ、すぐに見つかっちゃうしね」
カルディア「……………でも」
エレイン「逃げたいんでしょ。私に任せておきな」
彼女は【エティ】という幼い子供と2人で、森の小さな小屋に住んでいた。
森に自生する薬草から薬を作り、それを売って暮らしているそうだ。
私も助けてもらったお礼にと、できる限りの手伝いをすることに。
靴が脱げたままだったので、当初は色々と困っていたのだけど、それはエレインが見つけてくれた。
最初のうちは、あの村の人々が追うのを諦めた頃に、お屋敷に戻ろうと思っていたけれど…。
ある日。【神父】と呼ばれる人が、エレインの家へとやってきた。
神父「…失礼します。こちらに、少女が迷い込みませんでしたか?」
エレイン「…いや?見てないね」
神父「そうですか。もし見かけたらお知らせください。そのモノは人間ではありません。呪われた怪物なのです」
ーー怪物。
石を投げつけられたことを思い返し、身を隠しつつ私は自然と体が強張っていった。
神父「あの怪物は、少女の姿で我々の油断を誘い、すでに敬虔な信徒に酷い手傷を負わせました。
日照りは続き、我々は貧しくなる一方…
このところの疫病もきっと、その怪物のせいなのでしょう。
全て、あの怪物のせい。。
あの怪物を倒せば、全てはよい方向に向かう…
これは神の与えた試練なのでしょう。我々も勇気を出して打ち勝たねば」
エレイン「…神の試練、ね」
神父「ええ、怪物はあらゆる方法であなたを味方に引きこもうとするでしょう。気をつけてくださいね?
呪われた怪物に心を許した者も、また呪われるのですから…」
そう言って、神父と名乗った人は帰っていった。
エレイン「もう出てきていいよ」
物陰から、私とエティがそっと這い出る。
エティ「あの人達、怖い……」
カルディア「あの……」
エレイン「ああ、ああ。気にしなくていいんだよ。
ここんとこ日照り続きでね。どこも食うものにさえ困るありさまだ。おまけに疫病まで流行りだしてる。
皆、誰かに責任をおしつけたいんだよ。けど、これはあんたのせいじゃない」
カルディア「…わ、たし……私は…」
エレイン「そんなに震えなくていい。あんたはここにいればいいんだよ」
カルディア「だ、だってそれは、迷惑じゃ…ないの?」
エレイン「エティの面倒、見てくれてるじゃないか。薬を作る手伝いもしてくれてる。あんたさえよければ、ずっとここにいてもいいさ」
エティ「そうだよ!ここにいなよ!」
私を受け入れてくれたことが嬉しかった。
誰かが庇ってくれたのも、守ってくれたのもーー。
目が覚ましてから、初めての経験だったから。
私は、幼いエティを寝かし付けるときのエレインの横顔が好きだった。
歌に耳を澄ませれば、自分が中に人間らしい感情が生まれてくるような気がした。
お父様との約束はもちろん大切だ。けれど…。
カルディア「…お父様、ごめんなさい」
今はお屋敷に帰れない。私はこの人達と一緒にいなければ。外に出たら、捕まってしまうから。
ーーそう自分に言い訳していた。
ここにいるのは、楽しかったから。
…それから、さらに一月が過ぎた。
神父「…ふむ。やはり怪物の住家は粗末なものだ。よく燃えますね」
カルディア「家が……」
エティ「ママ、怖いよ……」
エレイン「大丈夫よ、大丈夫…
あんた達、これは一体なんのマネなの!?」
エレインは私達を囲む男達に叫んだ。私は、彼らに見つかってしまったのだ。
神父「過去、あなたに言ったはずです。怪物に魅入られた者も、また怪物であると。
神はあなたがたを許さない。その信徒である、私達も同じことです」
村人A「怪物め!正体を見せろ!」
彼らに連れられた猟犬が放たれ、唸りを上げて私達に迫った。
恐怖で動くことができない彼女達に、鋭い牙が迫った。とっさに彼女達を庇うようにして、私は前に出る。
カルディア「やめて……!!こないで……!!」
殺意に満ちた牙が、私に食らいついた。
けれどーー。
村人B「な、なんてことだ。犬の口がどろどろに…!?」
村人C「やっぱり怪物なんだ…!全ての元凶はコイツだ!日照りも、不作も、飢餓も全部!!」
村人B「よくも…!よくも俺達が一生懸命育てた麦をダメにしてくれたな…!」
カルディア「私のせい…?私が…怪物だから…?」
村人A「当然だ、怪物め!死んで詫びろ!」
誰かの投げた石がぶつかる。
けれど、怪物という言葉の方が、よほど痛かったように思える。
村人B「悪魔の遣いめ!!」
誰かがまた石を投げる。けれどそれは、私ではなくーー。
進み出たエレインの額にぶつかった。
カルディア「…エレイン…!!」
エレイン「…いい加減にしなさいよ…」
額から流れる血を拭うことさえせずに、彼女は言った。
あんたら、何考えてんのよ…!1人の女の子を怪物だなんて呼んで!石を投げて、責め立てて!
そりゃ、この子は変わってるわよ!人にない不思議な力がある!
で?それがなんだっていうの!?
怪物なわけないでしょ!?本当に冷酷な怪物だったら、今この場で、あんたら全員殺されてるわよ!
こんな優しい子が本当に怪物で、全ての元凶だなんて、あんた達ほんとに思ってんの!?」
エレインの声に、村の人々は少しだけ、動揺したような顔を見せた。
神父「よろしい…ではこうしましょう。13日の間、あなた達を洞窟に閉じ込めます。きっと怪物は本性を現して、あなたを殺してしまうでしょう。
もし…そうでなければ、私達は自らの間違いを認め、その怪物を受け入れると約束します。ですが、あなた達が死ぬようなら…怪物も殺してしまいましょう」
エレイン「…わかったわ。でも、娘はダメ。入るのは私だけ」
神父「ふむ…いいでしょう」
嫌がるエティに近くの村に住む親類を頼るように言い、必ず迎えに行くと行った後ーー。
エレインと私は、真っ暗な岩屋に閉じ込められた。
狭く湿った洞窟は不思議と気温が低く、なんだか気味が悪い場所だった。
カルディア「ごめんなさい、エレイン。私のせいでこんなことに…」
エレイン「いいのよ。あんたは悪くない。
多分、あいつらだって悪人じゃなくて…
まあ強いて言うなら、きっとこの世界が、思うようにならないことが悪いのよ」
カルディア「………」
エレイン「たかが13日よ。食糧も水も少ないけど、ある。いくらだって頑張れる。ね、そうでしょ?」
エレインは、そう明るく励ましてくれた。エティにことも心配に違いないのに、彼女はそんな様子…少しも見せなかった。
申し訳ない反面、嬉しかった。
自分をそこまで想ってくれるなんて。
エレインは色々な話をしてくれた。
薬草採りの秘訣や、昔ながらの薬の作り方。おいしい料理の作り方。
昔、恋人と出会った時のこと。結婚した時のこと。エティが生まれた時のこと。夫が死んでしまった時のこと。私と出会ってからのことーー。
言葉は尽きなかった。彼女はまるで、自分の人生を振り返るように話してくれた。
朝も、昼も、夜も。ただ暗いだけの洞窟では時間がわからない。13日という時間が、あまりにも膨大に感じた。
ーーしかし。
時はしっかりと進んでいたのだ。
エレインの身体を蝕む、凶器として。
エレイン「……グホ、ゴホ」
カルディア「……どうしたの?エレイン」
エレイン「ん…なんでもないよ」
声が少し、苦しそうだった。
エレインは段々と口数が減り、代わりに今のような咳をしていた。
カルディア「まさか…」
理由は、明白だった。
ただ立っているだけで、周囲の草木さえ枯らす猛毒を身体に宿した、私。
そんな私と、何日も何日も密閉された空間にいたのだ。
おそらく、大気に滞留した毒素を通じて、彼女の身体は徐々に穢れ始めたに違いない。
カルディア「…エレイン、私の毒のせいで…!!」
エレイン「大丈夫よ。毒じゃない。私の病気、そうに決まってるわ」
そんなハズはない。
洞窟に閉じ込められるまで、彼女はあんなに元気だったのに。
今、目の前にいる女性はまるで別人にすら見える。
エレイン「大人しくしてましょう…?あいつらが扉を開けたら、なんでもなかったって、笑ってやるの」
弱々しく微笑む彼女に私は突き動かされた。
彼女はこのまま死んでしまうのではないか。そんな恐怖が、胸のうちに広がり始めた。声を張り上げ、出口を塞ぐ大岩を叩いた。
カルディア「出して!ここから出して!エレインが!エレインが死んでしまう!!」
けれど、状況は何一つとして変わらない。
分厚い大岩だ。声は届かないのかも知れない。
カルディア「……ッ!」
咄嗟に手袋を脱ぎ、岩に押し当てる。
全てを溶かす、私の毒。これならきっとこの岩を溶かして外に出ることだってできるはず。
手のひらを押し当て、溶け始めた岩を掻く。そうやって少しずつ、岩を削っていく。
カルディア「待ってて、エレイン…!必ず助けるから…!!」
エレイン「ごほ…えほ…」
もう、咳さえ弱々しい。近づいて介抱することもできない。
彼女を蝕んでいる毒は、私の身体そのものだったから。
暗闇は、閉じ込められた最初の頃よりずっと、ずっと密度をもって迫ってくるように感じた。
エレイン「………」
今や彼女の呼吸は、途切れ途切れであり、信じられないほどに弱くなっていた。
間に合わない。
そう思った私は、壁に寄りかかるようにして崩れ落ちた。
カルディア「エレイン、ごめんなさい。私の、私のせいで……」
エレイン「…泣かないで。カルディア…。きっと…もう少しよ。もう少し頑張ったなら…岩が、崩れてくれるかもしれない。…私は大丈夫だから、ね?」
カルディア「でも……!!」
助からない。
間に合わない。
あなたは、ここで。
他の誰でもない、私のせいでーー。
エレイン「…大丈夫。一緒に出ましょう?また、エティと3人で…。
ずっと、ずっと仲良く暮らしましょう」
カルディア「……エレイン……」
私は立ち上がり、再び岩へと手を押し当てる。手のひらの周囲の岩が、少しずつ少しずつ…ゆっくりと崩れ落ちる。
それから、どれほどの時間が経ったのだろう。エレインの息は、もう本当に微かで…。
カルディア「……ッ!」
エレイン「ねえ…お願いがあるの」
聞きたくないと、そう思った。
耳にしただけで、彼女の言葉は最悪の結果を私に突き付けることが、わかっていたから。
カルディア「……ッ!」
エレイン「私達の家の焼け跡…地下に倉庫があるの。そこに、ノートがあるの」
聞きたくない。聞きたくない……!
焦り、震える手は上手く岩を削り取れない。
エレイン「私のお母さんから受け継いだ。…大切な、薬草学の本」
岩に、憎しみを叩きつける。
どうして。
どうしてもっと早く。
崩れてくれないのか。
今、私の後ろでーー。
私の大切な人が。
私に殺されそうなのに。
エレイン「エティに、渡してあげて…?あれがあれば、あの子もきっと、1人でも…生きて…」
溶かす速度が追いつかず、ただただ岩を殴りつける私の拳は、いつの間にか赤く染まっていた。
早く。
早く早く早く早く早く早く早く。
そう願うのに……。
岩はまるで私を笑うかのように、ゆっくり、ゆっくりと溶けていった。
そしてーー。
カルディア「お願いだから…崩れて!!」
全体重をかけたうえでの殴打に、途端、光が差し込んできた。
目がくらむほどの白い世界。濁りきった不浄な空気が穴からぬけていくのがわかる。
カルディア「エレイン、見て!エレイン!!光だよ!!光が、やっと……!!」
………。
……。
カルディア「エレイン?」
振り返ると、エレインは笑顔を浮かべて、眠るように目を閉じていた。
カルディア「ねえ、エレイン。なんで、起きてくれないの…」
涙が溢れた。
カルディア「起きてよ。起きて、エレイン……!」
彼女は私の毒で死んだ。
私が【怪物】だったから、死んだ。
私を受け入れさえしなければ、きっとこれからも変わらずあの家で、
生きていけたのにーーー。
その後ーーそこから逃げ出した私は、エレインの最後だ願いを叶えるために…。
近隣の村に移り住んだエティが1人きりになったのを見計らって、約束の本を彼女へと届けた。
短い時間の中で、全ての出来事を話す。
エティ「……」
本を受け取ったエティは、今まで聞いたこともないくらいに冷たい声で静かに答えた。
エティ「怪物めーーー。ママだ代わりに、お前が死ねばよかったのに」
それからのことはよく覚えていない。気がつけば私は自分の屋敷へ戻っていた。
もう二度と、このお屋敷から出ないようにしようと、誰とも関わらないようにしようと……。
人形のように、心を殺して生きようと。
私は【怪物】だから。
孤独に生きなきゃいけないんだってーー。
……だから……。
……。』
PSVITA『Code:Realize~創世の姫君~』より引用
ーー世界は理不尽で、不条理で、
ーー本当に残酷だ。
いつだって、心から善意ある人間こそが、その理不尽さの犠牲になる地獄の世界。
偽善者は自分の立場や大切な何かや命が危うくなればたやすくその『善良さの仮面』が剥がれ落ちる。
だが、エレインは最期まで善だった。
そうそうそこまで善を貫ける人間はなかなかいない。
というか、出会ったことはないから、物語のフィクションの中でしかいないのだろう。
本当に、世界がエレインみたいな人間ばかりなら、世界はそこまで地獄じゃないだろうに。
己の欲に囚われがちな人間という生き物は、しばしば、態度を豹変し、エティのように成り果てる。
排他的利己主義の極みエゴが人間を作ったのだから、それは避けられない。
だがーー
ーWhat is a "monster"?ー
ーWho is a "monster"?ー
それは、化け物じみた人間じゃない身体をしたカルディアなのか?
いや、どうしたって、無抵抗で害意のないカルディアを怪物扱いして迫害した人々の心こそが、より化け物に近い。
カルディアは自分の意思で自分が身体を毒を宿したわけじゃない。カルディアを作った天才科学者アイザックが宿したのだ。
カルディアは、その毒で他者を傷つけ、殺してしまう自分の身体を一切望んでいない。しかも、意図せず大切な人をその毒のために殺してしまった。自らの身体の毒を呪うことはあれど、喜ばしいわけがない。直ちにその毒を身体から取り除き、解放されたいという望みしかない。
そんな自分の望まぬ身体を持ち嘆くカルディアを、本当に怪物だなんて、化け物だなんて言えるのか?
少なくとも、この個体には、カルディアが化け物だなんて到底思えない。それどころか村人達より余程人間らしい心を持っていると思う。
ーWhat is a "monster"?ー
ーWhich is a "monster"?ー
こんなに他者を思いやれる、他者を気遣える、他者を傷つけたくないし迷惑もかけたくもないと言動するカルディアが本当に化け物なのか?
他者を踏みにじる性質丸出しに他人の家の玄関を執拗に執拗に勝手に開けるジジイやババア(今日やられた)の方が比べられない位に化け物に見える!勝手に他者の家の玄関を開けるなんて、他者に対して侵害意思しか見えないからな!!あんなにまで執拗にピンポンを鳴らして出ないからと勝手に玄関を開けるなんて、泥棒などの犯罪目的以外にない!この領域の世界構造と概念の現実性の中では、普通以上の知能と精神状態の人間なら、一目瞭然で不在か、居留守だと判るから、そんなにしつこく玄関チャイム鳴らさないし、勝手に玄関開けて入ったりしないんだよ!!何の躊躇も罪悪感もなく、平気に、平然と他者を侵害する者こそ、化け物だろう!!!
カルディアの方がよっぽど人間らしいだろ!!!
カルディアはアイザックに造られたホムンクルス(錬金術によって生み出された人工生命体)だ。西暦2019年現代、人造人間の制作的な方向性は禁止されている筈だし、多分この領域の世界基盤・土台の現実性の中では技術的に不可能だろう。フィクションでしか成功例はない。人が命を造り出すーー神の領域に踏み込む研究として、禁忌とされている分野だ。
人が命を造り出すなど、人間の傲慢さの極み。造られた側の立場なんか、心なんか全く考慮に入れていない、身勝手過ぎる領域だ。
太古から歴史的に、自然災害や疫病などの苦境に立たされた集落で、スケープゴートを作りだし、捌け口に迫害をするという責任転嫁は多々なされてきた。『魔女狩り』なんかもそうだ。何の罪もない者を迫害し、犠牲にしてきた。太古だと、神の怒りを鎮める生け贄なんかもなされてきた。
アイザックもそんな集団の狂気の犠牲者だった。アイザックはやはり日照りなどの苦境の捌け口にされて家族を惨殺され、狂ってしまい、自分の娘の再来のようにカルディアを造り出した。本当の願いは、家族を取り戻し、また一緒に幸せに暮らすことだった…だが、アイザックは狂ってしまった。
だから、永久に戦争を続ける新世界の道具の為にカルディアを造り出したのだった。その身に宿された猛毒は、その為の手段だった。
カルディアで言えば、人間じゃないとしても、人間らしい心がある。自分の身体の毒のせいで、他者を傷つけ殺してしまうなんて耐えられない。そんな理不尽で残酷なことはない。化け物どころか、被害者以外の何者でもない。
ーー【生み出す者の身勝手さ】。
ーー【生み出す者の無責任さ】。
ホムンクルスのように、勝手に命を造り出すことほど、傲慢で身勝手なことはない。身勝手に造られた、心ある人間じゃない何かが化け物だと言うならば、その造り手こそが、化け物だろう。
それは、自分達の選択により子供をこの世界に産み出したくせに、子供を『化け物』扱いする親にも同じことが言える。
ーー【生み出す者の責任】。
【罪悪感】の欠片もなく、それが欠落しきった者こそが、化け物なのだろう。
PSVITA『Code:Realize~白銀の奇跡~』より引用
『ーーけれど。
所詮それは、一時の安らぎにすぎない。
テオフラストの信じていた
【正義】が打ち砕かれるのに
そう長い年月はかからなかった。
「ーーーなんだよ、こりゃ……」
その場所を訪れた私達を出迎えたのは、
この世の物とは思えない光景。
いくつかの培養槽の中に浮かぶ、
様々な年齢のーー
しかし同じ顔の少女達。
それは倫理観の擦り切れた私でさえ、
おぞましいと思う光景だった。
「………」
その中を平然と歩いて来たのが、
黄昏の創立者にして、トップ。
世に天才と謳われた科学者、
アイザック・ベックフォードだった。
「ああ…そうか。
君達はここに来るのは初めてか。
ーーすまないが、
不要になったものの【廃棄】を手伝ってもらいたい」
命を好き勝手に作り、
自分勝手に捨てていく研究。
当然こんなものが、
国やひいては貧しい子供達のためになるはずがない。
今まで自分達が所属してきた組織の
最も深く昏い淵を覗き見て…。
今までの全てを否定された
テオフラストの理想と人格は
この瞬間、完全に壊れた。
…いや、他人事のように言うのはよそう。
彼の【夢】に感化されていた私にとっても、
それは大きな心の傷になったのだから。』
PSVITA『Code:Realize~白銀の奇跡~』より引用
ーWhat is a "monster"?ー
ーWhich is a "monster"?ー
SEKAI NO OWARIの歌の『僕らの悪をミナゴロシにしたら僕らの正義はどうなんの?』という歌詞が強烈に心を掴んで離さない。
PSVITA『Code:Realize~祝福の未来~』より引用
『フィーニス「ああ…でも、…そりゃそうか。そんな簡単に怪物が殺されたら、都合のいいスケープゴートがなくなるしね。
当たりかな?そこのごみクズみたいな神父さま?」
神父「なっ……!」
顔を強張らせる神父を見て、フィーニスは口元を歪ませた。
フィーニス「どうせ村で都合が悪いことが起こる度、怪物のせいにして権威を保ってたんだろ?はっ!笑えるね。たいした聖職者じゃないか」
神父「…だ、黙れ!黙らんか!ありもしないことをべらべらと…!」』
PSVITA『Code:Realize~祝福の未来~』より引用
『「僕ら」の「夢」が儚いと言われようとも
それを止める理由にはならない
もしもソレが嘘や偽りだとしても
ソレが「真実」に変わるまで
僕らは謳う』
歌『Never Ending World/SEKAI NO OWARI』より引用
世界全てはエゴが作った『偽り』。
だからこそ、『真実』にはなれない。
LOVEも。PEACEも。
本当に他者を思いやる『善』も。
だけど、【終わらせる為に作用する何か】に誘導されて作った、人間の現実性を表現する最後の世界(ルート)では、それらが『嘘や偽りだとしても、真実に変わるまで』表現しようとし続けなくてはならなかったということ。
最後の世界は、本当のLOVEやPEACEや善を表現し真実にさせたい段階だった。
だから【終わらせる為に作用する何か】の思考システムの最終表現。偽りであることは変えられないが、一番真実に近い。
だからこそ、より初期にエゴが作った排他的利己主義の極み【異世界】は、一目瞭然に『化け物の残虐性』が浮かび上がる。
だからこそ、より初期しか動かしたがらない安倍晋三政権やトランプその他世界のトップの次元超え狂気が浮かび上がる。
ーWhat is a "monster"?ー
佐藤篤代
概念:佐藤篤代/西暦2019年前半(18)
【A Course in Miracles】
創造者の責任・被造物の苦痛
西暦2019年2月8日:金曜日
西暦2019年(年号:平成31年)
亥年現在
【佐藤篤代について】
亥年現在
【佐藤篤代について】
[佐藤篤代]
故に、佐藤篤代はあらゆる全ての思想的布教や教えの組織も含め、A Course in Miraclesに関するあらゆる機関、組織、同人誌を含めた全ての出版、講演、workshop、慈善事業、ボランティア、あらゆる公的活動には一切関わっていないし、永久に関わらない。その他相談的なもの、カウンセリング、ヒーリング等同等の行為にも一切関わっていない。また、イエス キリスト的な偉人系、隠れ偉人や仙人系でもない。
本物は将来性のないニート
(西暦2019年)
佐藤篤代は西暦2019年1月17日(木曜日)で43才
栃木県宇都宮市のド田舎生れ
ずっと在住
日本人(血縁すべて日本人)
生まれてからずっと中肉中背
普通の容姿
西暦2009年から無職。それ以前は全部バイトかパート
生涯未婚で子無し
佐藤篤代の現段階の概念
http://s.ameblo.jp/universalacim/entry-12102633510.html
A Course in Miracles;世界は幻想という意味
http://s.ameblo.jp/universalacim/entry-11740124334.html
人間の現実性の中での基本的情報提示:【日本】とは/佐藤篤代
無法地帯【異世界】影響を制し限界へ陥らせる為の情報提示:佐藤篤代/西暦2017年
【狂乱近藤異世界】長年のストーカータイミング狙いパターン
人間の現実性の中での基本的情報提示:リンク/佐藤篤代
西暦2019年版佐藤篤代のリンク集
西暦2019年版佐藤篤代のプロフィール
佐藤篤代の日記リンク(西暦2012年~)
43才になったらやらない一覧
http://simplog.jp/comment/11771884/23
ニュースリンク(西暦2014年4月~)
http://s.ameblo.jp/universalacim/entry-12102638099.html

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佐藤篤代
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【このブログにあらゆる手段で関わろうとする方々へ】
佐藤篤代
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創造者の責任・被造物の苦痛
西暦2019年2月8日:金曜日
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