冬至といえば、ゆっくり湯に浸かって病を治す湯治と冬至をかけて、古くから「ゆず(柚子)湯」に入る習慣があります。
そして、「柚子」を浮かべたお風呂に入るのは、「柚子」には皮膚を強くする作用があり、風邪の予防に効果があることのほかに、お肌をスベスベにする効果や邪気を祓う意味もあるようです。
あとは香りを楽しむリラクゼーション効果や読みが「融通」に通じているので、世の中を上手に渡ることが出来るようにとの願いも込められているそうです。
ということで、我が家でもこの風習に習ったようで、冬至の晩は仕事から帰ると「ゆず湯」が待っていました・・・・残念ながら、本物の「柚子」とはいかず、バブだったんですけどね(*^▽^*) ・・・。
ところで、「柚子」といえば柑橘系。
そして、柑橘系といえば、もともと暖かい土地向きの果物なのですが、その柑橘系の一つである「柚子」が、福島市でもいま収穫の時期を迎えています。
統計を見てみると、「柚子」がたくさん採れるのは、高知県や徳島県などですが、実はここ福島市も北日本ではとても珍しい「柚子」の産地なのです。
一般に知られている柑橘系の北限と言われているのは、蜜柑(みかん)が埼玉県の寄居町、そして「柚子」が福島市なのだそうです。
福島市内を歩くと、この北限の「柚子」の樹や実った果実を見かけます。
私も初めて街中で、実っている「柚子」を見た時はちょっと感激しました。
寒さが厳しい東北地方には、殆ど柑橘類は無く、滅多に樹が大きく育った状態を目にする機会がないことからよけいに嬉しかったのかもしれません。
市内でも特に有名なのが、福島の市街地のど真ん中にそびえている市のシンボル「信夫山(しのぶやま)」の中腹に広がる柚子の段々畑。
北限の「柚子」は、寒さに耐え忍んで大きくなるため、南国のものと比べて肉厚で香りが強いと評判。
福島市の名物になっていて、そのまま出荷されるだけでなく、「柚子ポン酢」「柚子味噌」「柚子まんじゅう」「柚子ジャム」などにも加工されて売られています。