医師としての判断~子供は誰が守るのか | 福島市発 チワワの虎太郎と組長の日記

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組長と呼ばれています。 福島市から、日々思いついたことなどを綴っています!

今日から、原発から20kmを超えているが放射線量が高い「計画的避難地域」に指定された川俣町と飯舘村からの避難が始まりました。

まずは、妊婦や小さな子供の居る家庭からスタートし、その後は18歳までの子供が居る家庭、最後に一般の家庭と続き、5月末までに避難を完了するのが目標だとか・・・。


ところで、この避難するにあたっての根拠になったのが、年間の積算で20㍉シーベルト以上になる地域という数値。
この数値、福島県内の小学校や幼稚園などでの校庭での活動を認める安全基準にも政府(文部科学省)が採用しているのですが、こんな高い数値を乳児や幼児、小学生にまで求めることは受け入れられないとして、政府の一員である内閣参与の学者さんが辞任したことで、あまりにご都合主義でいい加減な基準なのだと知った多くの市民からいま疑問の声が上がっています。


そして先日、この政府が打ち出した数値について、日本医師会が注意を喚起するこんな声明を出しました。

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この声明を要約すると、国際放射線防護委員会が認めた被ばくは1㍉から20㍉シーベルトですが、それはあくまで非常時に限定されるものであり、さらに政府が上限の20㍉を選んだ理由が明確でないことから、この数値を政府が避難や屋外活動を規制する根拠にするのは不適切だと指摘しています。


要するに、『放射能はどんなに微量でも危険』なのです。
ある数値を超えたから危険で、それ以下だったら安全だというものではありません。
つまり、数値は低いにこしたことはないのです。

日本医師会が、国民の健康を守ることをまず第一に考え、政府に抗う声明を出してくれたことを嬉しく思います。



あのチェルノブイリの事故では、まず最初は今回と同じように、半径30km以内の住民を避難させましたが、その後は風向きの場所によっては200km以上も離れた地域でも強く汚染された地域があることが分かり、住民は強制的に移住させられました。

福島県内でも、半減期8日の放射性ヨウ素の数値がいまだに下がらないことから、依然として原発から放射性物質が漏れ続けていると考えられます。
ということは、避難区域の拡大という最悪の事態を想定しておく必要があると思っています。

「大丈夫だ!」と言うだけの政府にばかり頼ってはいられません・・・。



今夜10時からNHK教育テレビで、『ネットワークでつくる放射能汚染地図~福島原発事故から2か月~』という番組が放送されます。
原発の事故からはや2か月、何人もの放射線の研究者たちが協力し、政府に頼らないで放射能汚染の実態を伝える地図を作成してゆくプロセスを追った番組だそうで、数値が高い福島市に暮らす一人として、注目したい番組です。