
それはゴミの分別や出し方が詳細に決められている事でした。
自治体によって多少の違いがあることは、十分承知していたつもりだったのですが、それまで住んでいた大阪府の某市と比較して、余りの厳しさに少々面食らいました。
特に資源ゴミについては10種類にも細かく分けられていて、その種類ごとに透明な袋に入れて出すことや、古紙などは紐で十文字に束ねるとか、雑誌類は束の高さを40センチ以内・段ボールは20センチ以内にするとか、雨の日は回収しないので次の収集日に出すことなど、やたらと細かいことまで決められていて、まだ慣れないうちは分別の方法が書いてある説明の紙を見ながら、何個もゴミ箱を用意して四苦八苦していたものです。
先日、市役所のゴミの分別推進を担当している方とちょっと話をする機会があり、このことを思い出しました。
その方の話によると、ゴミ分別の取り組みを強化した当初は、住民から苦情も多く、なかなか大変だったようです。
例えば、ゴミの分別をきちんとしないで出されていたゴミ袋をいっさい回収しなかったところ、苦情が続出で大変だったとか・・・。
ところで、話した中で興味深かったのが、初めから100%を目指さないという方針だったということです。
これって、ゴミの分別についてだけではないのかもしれないのですが、導入当初から無理に完璧なものを目指すと余りにも指示が細かくなり、面倒だとか、やらない嫌だとかの苦情が増え、かえって逆効果の場合があるそうです。
特に地域のコミュニティの中ではそうかもしれません。
正しい分別回収を100%に近づけるためにはどうしたらよいか考える所を、逆に無理に100%でなくても良い、まずは取り組んでもらうことが大事と発想の転換をするということは意外なものでした。
確かに、私の実家がある街では、分別回収を強化する1年以上も前から、市内の各地で説明会のようなものを開いたり、新しく回収の始まる品目を詳しく説明したパンフレットを配布したりしていましたが、福島市ではこの方針で臨んだので、導入の当初は住民への説明をあまり詳しくは行わず、チラシとかも要点をまとめて、これだけは最低限守ってほしいというものを、大まかに載せる方法を採って、住民の皆さんが慣れた頃に、徐々に厳しくしていくことで効果をあげたんだそうです。
ゴミの分別に限らず、社会生活やその他いろいろなことって、最初から完璧に成し遂げることも大事ですが、絶対にこうしなければダメだという発想を捨てて、心に余裕を持っておおらかに取り組んでいくことが大切なのではないかと思います。
一人の100%達成より、みんなの80%のほうが、早く着実に効果が出るのかもしれませんね。
まあ、私の場合は市民の皆さんが十分慣れた頃にやって来て、いきなりだったので余りの細かさに面食らいましたけどね(笑)。
~しかし、福島市ではこんなに厳しいのに・・・自治体によってゴミの分別方法がバラバラな事って、日本、そして地球の未来を考えるとこれで良いのでしょうかねえ?
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