条件に騙されてはいけない
あまね理樺です。今朝起きたら、こんな記事が拡散されてました。右と左脳が優勢, あなたの右脳が優勢であれば, ピンクと白の色の組み合わせを見て, 左脳が優勢であれば, 灰色と緑の色で見ることができます. 愛する人と一緒に試してみて, 非常に興味深い.*記事と写真をお借りしました。↑私には、灰色の生地とエメラルドグリーンの紐にしか見えませんでした。どうやって見ても、ピンクには見えない。左脳優位になってるなら、右目を暫く瞑ってみようか・・・。(脳の入力システムに沿ってね)片目だけ瞑ると確かに感覚が変わります。なんとなく普段と違う機能が活性化されてる感じ。で、暫くして見てみる。変わらないということを暫くお家の中でやっていました。ところが、その後、外出のために電車に乗り、パラっと携帯にこの写真が写り・・・ピンク以外に見えない!なんの疑いもなくピンク!!ふむ。。。これはどういうこと?すぐ思い当たりました。周りの明るさが違う!!!そりゃそうだよねえ。明るいとこと暗いとこで見た時に色が違って見える経験なんて、実はザラだと思いませんか?電車の中で、光のある場所を走ってる時は「ピンク」。ホームに近づき薄暗い所に入ると「グレー」に変わりました。人間の目(脳も)って、めっちゃフレキシブルです。言い方を変えれば、「周りの環境、条件によっていくらでも変わりうる情報だ」ということです。目に見えてるものってそれくらい「相対的なもの」。人によっても違うし、自分自身も変わりうる。それくらい不確定要素と変化変容の連続なのです。私たちは実はそういう状態で生きています。ここで、もう一つの気づきがありました。●ピンクに見える = 右脳優位な人●グレーに見える人 = 左脳優位な人これって、この検証からすると必ずしも真実ではないですよね。でも、スレッドを見ると多くの人がそれを信じています。もちろん、私も。そう、最初に条件づけされているのです。そして、それを信じ込んだ人は、「私は右脳優位なんだ〜」とか「私は左脳優位なんだ〜」とか思い込むのです。思い込んだ私は何を始めるのかというと、「証拠探し」を始めます。なぜならその根拠を強化したいから。そしてマズイことに、「その仮説にマッチしない情報は削除される」ということを無意識に行います。見たいとこだけ見る。わかりたいとこだけわかる。あー、やっぱりね!と思いたいとこだけ拾う。何が言いたいかというと、私の今日の気づきは、① 最初に条件づけされると、そのストーリーを元に考える② それ以外の可能性に意識が向かなくなる③ そうやって誘導されていく④ 信じたいのでそれに見合う証拠を探し始める⑤ 証明したいものに対して「やっぱりね!」と思えるものを強化して行く⑥ すっかり他の可能性が見えなくなる東大生の出てるクイズ番組なんか見てると、頭のいい人ってクイズの出題そのものに囚われてないんです。そこさえも中立に観察している。限られた前提条件から答えを探すのではなく、常にゼロから見渡してる。私もその視点から物事を見たいなあと思いました。柔らか頭は常にゼロの視点から。ゼロポイントから創造は始まります。あまね理樺公式サイトhttp://amanerica.com個人セッション、ワークショップ全国開催中https://smart.reservestock.jp/event_form/event_calendar/2619